地球観測センター

入口(2012年11月)

地球観測センター(ちきゅうかんそくセンター、英称:Earth Observation Center、略称:EOC)は、埼玉県比企郡鳩山町にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設である。

概要

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地球観測センターでは、極軌道を廻る地球観測衛星からのデータをパラボラアンテナで受信し、記録する業務を中心に行っている。現在は主に陸域観測技術衛星「だいち2号」と気候変動観測衛星「しきさい」に対応し、受信データは筑波宇宙センターへ転送している[1]。極軌道を廻る衛星に関しては、受信できる範囲は、施設を中心にして、数百キロメートルの範囲のため、各宇宙通信所並びに国際協定を結んだ通信所からVPN通信や記録媒体(具体的にはハードディスクCD-ROMDVD-ROM等)に記録されたデータを配送してもらうなどの方法を活用したネットワークによって受信が行われている(国際受信に関しては、日本の衛星に限定されている。しかしながら、日本の領空の上を飛ぶフォーマットの公開された衛星のデータは受信している)。

事前に申し込めば平日の午前・午後各1回行われる見学ツアーに参加できるほか、春秋2回の一般公開を実施している[1]。桜の穴場としても一部に有名である。

2007年(平成19年)度から一般社団法人リモート・センシング技術センターに地球観測センターの運営業務を全面的に委託している[2]

2009年4月7日撮影

データの入手・活用等について

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地球観測衛星から送られてくるデータは、記録された後、各種プロダクトとして画像情報に加工され、様々なニーズに応じたデジタルデータとして配布されている。地球観測衛星からのデジタルデータは、JAXAの宇宙利用推進本部及び外郭団体から入手が可能である。なお、商用の場合のみ、私的かつ営利を伴わない場合には、JAXAのホームページから閲覧が可能である。

元々、アメリカ航空宇宙局(NASA)が打ち上げたランドサットの画像を受信し、それを国土開発や漁業政策、農業政策等に生かすため1978年に設置され、民間等への配布は考慮されていなかった。しかし、TRIC(東海大学情報技術センター、前身は、代々木及び平塚キャンパスに設置された画像情報処理センター)等からデータの活用に関しての問い合わせ等があり、民間への配布を行うことになったものである。

このプロダクトを活用して、様々な地図が生まれた。ニュートンプレス社(旧:教育社)の発行する雑誌『ニュートン』等や、ランドサットから見た日本地図や渡辺教具製作所から販売が行われている地球儀リモートセンシングに基づく雲と海が描かれた地球儀)、更には日本放送協会(NHK)で使われている気象情報用の日本地図等である。

アクセス

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公共交通機関

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自動車

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周辺

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関連項目

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管理運営機関

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業務内容

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脚注・出典

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  1. ^ a b 【ぐるっと首都圏】地球観測センター(埼玉県鳩山町)衛星データ受信 役割学ぶ日本経済新聞』朝刊2019年3月1日(首都圏経済面)2019年3月13日閲覧。
  2. ^ 私たちについて”. 一般財団法人リモート・センシング技術センター. 2024年7月19日閲覧。

外部リンク

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座標: 北緯36度0分11秒 東経139度20分56.9秒 / 北緯36.00306度 東経139.349139度 / 36.00306; 139.349139