多摩動物公園駅

多摩動物公園駅
京王動物園線駅舎(2013年10月)
たまどうぶつこうえん
Tama-dōbutsukōen
地図
所在地 東京都日野市程久保
所属事業者 京王電鉄駅詳細
多摩都市モノレール駅詳細
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多摩動物公園駅(たまどうぶつこうえんえき)は、東京都日野市程久保にある、京王電鉄多摩都市モノレールである。

駅前に多摩動物公園が立地する。

当駅 - 高幡不動駅間は京王動物園線多摩都市モノレール線の併走区間となっている。

利用可能な鉄道路線

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当駅における両線間の連絡運輸設定はない。

歴史

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駅構造

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程久保川都道503号相模原立川線を挟んで、両社線構内が独立している。

京王電鉄

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京王 多摩動物公園駅
ホーム(2008年4月)
たまどうぶつこうえん
Tama-dōbutsukōen
(京王れーるランド)
KO29 高幡不動 (2.0 km)
所在地 東京都日野市程久保三丁目36-39
北緯35度38分56.7秒 東経139度24分16.0秒 / 北緯35.649083度 東経139.404444度 / 35.649083; 139.404444座標: 北緯35度38分56.7秒 東経139度24分16.0秒 / 北緯35.649083度 東経139.404444度 / 35.649083; 139.404444
駅番号 KO47
所属事業者 京王電鉄
所属路線 動物園線
キロ程 2.0 km(高幡不動起点)
新宿から31.7 km
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
[京王 1]4,108人/日
-2023年-
開業年月日 1964年昭和39年)4月29日
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動物園線の終着駅であり、多摩動物公園正門の都道を挟んで反対側に位置する。京王西管区所属。駅番号KO47

頭端式ホーム1面2線を有する地上駅。2番線ホーム有効長は4両編成分で、転落防止柵が設置されている。臨時列車等で新宿方面からの直通電車が運転される際は1番線を使用する。

駅員は常駐しておらず、高幡不動駅よりインターホンでの対応となっている[2]

多摩モノレール線開業前は、当駅が中央大学明星大学の最り駅であった。1番線の南側に歩行者通路が整備されており、改札を出て左に進むと明星大学の旧正門がある程久保二・三丁目方面へ通行出来るようになっている。

元来、当駅は多客時対策として両ホーム共に乗降分離が可能な構造で建設されており、両側に降車ホームがあった。その後、改札口に通じる箇所が柵で閉め切られ、使用停止となり、2010年(平成22年)4月までにトイレと通路部分を除いて撤去された。これを利用してフリーマーケットなどのイベントが開催されていた。平日昼間は閑散とした終着駅であり、駅構内が広く、京王電鉄が協力的なこともあり、府中競馬正門前駅とともにテレビ番組CMロケーション撮影に使用される場合が多かった。2013年(平成25年)現在、その跡地には多摩動物公園で見られる動物の写真などが掲示された看板が設置されている。また、1番線に電車を停車させてイベントを開催する時がある。

トイレはかつて1番線側の降車ホームに設置されていたが、新しい京王れーるランド建設に伴い、2013年(平成25年)7月31日より旧・京王れーるランド側に移設し、リニューアルした。また、外壁は動物のイラストが施されている。ユニバーサルデザインの一環として「だれでもトイレ」を併設する。

駅舎に併設する形で「京王れーるランド」があり、多摩動物公園へ来園する子供を主な対象に京王の鉄道グッズなどを販売していたが、2013年(平成25年)8月25日に旧施設の営業を終了した。その後、施設を反対側に移転し、同年10月10日にリニューアルオープンした。当駅についても、駅舎・トイレ・ホーム大規模リニューアルを実施し、駅全体が動物園スタイルに改装すると共に、「(京王れーるランド)」の副駅名を導入した。

現在、京王れーるランド車両展示スペースがある場所は、同施設の建設以前は駅前広場であった。ここには1969年(昭和44年) - 1996年(平成8年)までデハ2400形2410号が保存展示されていた。同車はその後、京王平山研修センター内の京王資料館に移設され、跡地は植込みとなっていたが、2013年(平成25年)4月に京王れーるランドの拡張リニューアルに伴い、以前の保存場所に戻ることとなった。

京王電鉄は2018年(平成30年)、駅舎を挟んで京王れーるランドの反対側(多摩都市モノレール寄り)に子供向け遊戯施設「京王あそびの森HUGHUG(ハグハグ)」を開設している[3]

かつて、京王電鉄で唯一、トライビジョン式発車標を使用していた。

のりば

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番線 路線 行先
1 KO 動物園線 高幡不動調布明大前新宿方面
2 高幡不動方面(4両編成ワンマン専用)

多摩都市モノレール

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多摩都市モノレール 多摩動物公園駅
駅全景(2021年10月)
たまどうぶつこうえん
Tama-Dobutsukoen
TT06 程久保 (1.0 km)
(1.1 km) 中央大学・明星大学 TT04
所在地 東京都日野市程久保七丁目1
駅番号 TT05
所属事業者 多摩都市モノレール
所属路線 多摩都市モノレール線
キロ程 12.3 km(上北台起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
[モノ 1]1,077人/日(降車客含まず)
-2022年-
乗降人員
-統計年度-
[モノ 1]2,108人/日
-2022年-
開業年月日 2000年平成12年)1月10日[1]
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相対式ホーム2面2線を有する高架駅。駅は道路脇上(正門前)にある。駅番号はTT05[4]

かつて、コンコース内に1000系電車運転台部分モックアップが設置されていたが、その後木製四角い待合室風の小屋となり、中には木製ベンチと、多摩動物公園建設経緯や歴史についての展示がある。

のりば

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番線 路線 行先[5]
1 TT 多摩都市モノレール線 上北台方面
2 多摩センター方面

利用状況

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  • 京王電鉄2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員4,108人である[京王 1]。京王電鉄全駅では府中競馬正門前駅長沼駅に次いで3番目に乗降客数が少ない。
    • 1970年代後半には中央大学移転に伴って乗降人員が大幅に増加したが、多摩都市モノレール開通に伴い通学需要が激減、乗降人員は大きく減少した。但し、「多摩動物公園駅」利用に限定した場合はモノレールよりも乗降人員が多い。
  • 多摩都市モノレール:2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員1,077人である[モノ 1]

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度 京王電鉄 多摩都市
モノレール
出典
1日平均
乗降人員[6]
1日平均
乗車人員
1日平均
乗車人員
1964年(昭和39年) [注 1]3,338 未開業
1965年(昭和40年) 5,054
1970年(昭和45年) 11,301
1975年(昭和50年) 12,799
1980年(昭和55年) 37,338
1981年(昭和56年) [注 2]37,619
1985年(昭和60年) 34,323
1990年(平成02年) 30,403 15,195 [* 1]
1991年(平成03年) 15,508 [* 2]
1992年(平成04年) 15,649 [* 3]
1993年(平成05年) 15,742 [* 4]
1994年(平成06年) 15,762 [* 5]
1995年(平成07年) 31,648 15,683 [* 6]
1996年(平成08年) 15,230 [* 7]
1997年(平成09年) 14,515 [* 8]
1998年(平成10年) 14,222
1999年(平成11年) [注 3]27,763 13,631 [モノ 2]1,449 [* 9]
2000年(平成12年) 19,322 9,205 [モノ 3]1,274 [* 10]
2001年(平成13年) 7,230 [モノ 3]1,271 [* 11]
2002年(平成14年) 6,208 [モノ 3]1,225 [* 12]
2003年(平成15年) 11,522 5,355 [モノ 3]1,205 [* 13]
2004年(平成16年) 10,188 4,707 [モノ 3]1,138 [* 14]
2005年(平成17年) 9,258 4,479 [モノ 3]1,232 [* 15]
2006年(平成18年) 7,844 4,014 [モノ 3]1,261 [* 16]
2007年(平成19年) 7,026 3,563 [モノ 3]1,216 [* 17]
2008年(平成20年) 6,599 3,364 [モノ 3]1,265 [* 18]
2009年(平成21年) 6,107 3,104 [モノ 3]1,219 [* 19]
2010年(平成22年) 5,961 3,019 [モノ 3]1,109 [* 20]
2011年(平成23年) 5,958 3,032 [モノ 3]1,074 [# 1]
2012年(平成24年) 6,290 3,202 [モノ 3]1,093 [# 1]
2013年(平成25年) 6,616 3,377 [モノ 3]1,249 [# 1]
2014年(平成26年) 6,539 3,334 [モノ 3]1,252 [# 1]
2015年(平成27年) 6,584 [# 2]3,344 [モノ 3]1,262 [# 1]
2016年(平成28年) 6,483 [# 2]3,287 [モノ 3]1,157
2017年(平成29年) 6,562 [# 3]3,350 [モノ 3]1,243
2018年(平成30年) 6,609 [# 3]3,322 [モノ 3]1,219
2019年(令和元年) 6,073 [# 3]3,068 [モノ 3]1,166
2020年(令和02年) [京王 2]2,295 [# 3]1,141 [モノ 3]666
2021年(令和03年) [京王 2]2,948 [# 3]1,475 [モノ 1]774
2022年(令和04年) [京王 3]4,207 [モノ 1]1,077
2023年(令和05年) [京王 1]4,108

駅周辺

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  • 京王れーるランド
  • 京王あそびの森 HUGHUG[7] - 木育・知育・体育をテーマとした屋内型児童施設。カフェやコンビニ(セブン-イレブン京王多摩動物公園駅店)を併設。
    • 屋外アスレチック HUGTRATOPS 屋外施設。
  • 多摩動物公園
  • 中央大学 多摩キャンパス
  • 明星大学 日野キャンパス

バス路線

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  • 「多摩動物公園駅」停留所京王電鉄バス
    • 高11 高幡不動駅行 ※土曜朝1本のみ
  • 以前は多摩テック行が運行されていたが、2009年(平成21年)9月27日限りで廃止された(多摩テックは同年9月30日に閉園)。また、中央大学行・多摩センター駅行バスも運行されていたが、モノレール開通時に廃止された。
  • 2012年(平成24年)4月28日より高速バス「多摩河口湖線」が当停留所へ乗り入れたが、2014年(平成26年)3月31日限りで廃止された。

その他

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  • 京王帝都電鉄時代に全廃となった初代5000系グリーン車の先頭車前面行先表示器の当駅表示コマには、多摩動物公園に因みライオンの横顔がバックにデザインされていた。この幕は後に方向幕梱包テープとして商品化され、京王電鉄線の他駅の行き先幕(※一部の終着駅を除く)も同品に収録された[8]
  • 映画ふりむけば愛』(1978年公開)では、山口百恵がホームへ降り立つシーンで、同駅京王線ホームがロケに使用されている。

隣の駅

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京王電鉄
KO 動物園線
高幡不動駅 (KO29) - 多摩動物公園駅 (KO47)
多摩都市モノレール
TT 多摩都市モノレール線
程久保駅 (TT06) - 多摩動物公園駅 (TT05) - 中央大学・明星大学駅 (TT04)

脚注

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注釈

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  1. ^ 動物園線開業年度
  2. ^ 当駅の乗降人員最高値年度
  3. ^ 多摩都市モノレールの駅開業年度

出典

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  1. ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、7頁。 
  2. ^ a b 多摩動物公園駅におけるご案内方法の変更について” (2024年2月1日). 2024年3月12日閲覧。
  3. ^ 多摩動物公園駅前のお子様向け遊戯施設の名称が「京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)」に決定!』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄、2017年10月31日https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2017/nr171031_keio-hughug.pdf2022年5月6日閲覧 
  4. ^ 多摩モノレール全駅に「駅ナンバリング」を導入します!!” (PDF). 多摩モノレール (2017年6月30日). 2022年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月6日閲覧。
  5. ^ 多摩動物公園駅 駅構内図”. 多摩都市モノレール. 2023年6月6日閲覧。
  6. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  7. ^ 京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)”. 京王あそびの森 HUGHUG. 2023年12月26日閲覧。
  8. ^ 京王電鉄旧5000系方向幕梱包テープ”. TRAIN_ART TAPE STORE. STORES 株式会社. 2023年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月26日閲覧。
京王電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 京王電鉄株式会社. “駅別乗降人数” (pdf). 2024年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月27日閲覧。
  2. ^ a b 京王電鉄株式会社. “1日の駅別乗降人員”. 2022年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月16日閲覧。
  3. ^ 京王電鉄株式会社. “1日の駅別乗降人員”. 2023年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月1日閲覧。
多摩都市モノレールの1日平均利用客数
  1. ^ a b c d e 駅別乗降人員(1日平均)” (PDF). 多摩都市モノレール. 2023年8月1日閲覧。
  2. ^ 多摩都市モノレール株式会社. “駅別乗降人員(1日平均)- 多摩モノレール” (PDF). 2020年6月14日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u [https://www.tama-monorail.co.jp/company/3_2020_jyoukou_yusou_syunyu.pdf 駅別乗降人員(1日平均)] (PDF) 、多摩都市モノレール公式ホームページ、2021年7月22日閲覧
東京都統計年鑑
日野市の統計関係
  1. ^ a b c d e 日野市の統計について - 第105表 市内駅別1日当たり乗降客数
  2. ^ a b 日野市. “第51回とうけい日野” (zip). p. 159. 2023年8月2日閲覧。
  3. ^ a b c d e 日野市 (2022年12月). “第53回とうけい日野” (pdf). p. 137. 2023年8月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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