天水会
天水会(てんすいかい)は、中国甘粛省にある中国鉄道天水線(天水 - 蘭州、現在は隴海線の一部)の建設に留用された日本人300名が、日本帰国後に作った互助会である。
概要
[編集]中華人民共和国鉄道部は1950年から東西の鉄道幹線のひとつである天水線部分(天水 - 蘭州、354キロメートル)の建設を再開し、その際に南満洲鉄道などの鉄道関係者日本人300人(家族を入れると900人)を甘粛省天水市に滞在させ、鉄道建設に留用した。天水線は1952年にほぼ完成し、これら日本人は翌1953年に帰国して親睦団体「天水会」(会長:橋村武司)を組織し、おもに日中友好活動にたずさわっている[1][2]。
参考文献
[編集]- 堀井弘一郎『「満州」から集団連行された鉄道技術者たち』創土社、2015年。ISBN 978-4-7988-0220-6。