太陽の少女インカちゃん
『太陽の少女インカちゃん』(たいようのしょうじょインカちゃん)は、小野敏洋による日本の青年漫画作品。メディアワークス(後のアスキー・メディアワークス)社の『月刊コミック電撃大王』にて、VOL.2(1994年7月号)から1998年2月号まで連載された。インカ文明・レズビアン・ブルマーといった、特異な題材のミックスを用いた学園ラブコメディである。『眼鏡天国』(未完)なる作中作も挟み込まれた。
ストーリー
[編集]えるどらど学園・中等部に通う中米マヤは、ごくごく普通の女の子。仮面を被った謎の転校生、インカちゃんにいきなり唇を奪われたその日から、2人を取り巻く波乱の物語が幕を開けた。
登場人物
[編集]声はドラマCD版でのキャスト。
- インカちゃん
- 声 - 中川亜紀子
- 本作の主人公。両目からビームの出せる、正体不明の型破りな少女。巨大な石像ビラコチャ様に乗る。後述のオルメカ一味からブルマーを守るヒーローでもあるため、女子生徒から人気がある。
- 中米 マヤ(ちゅうべい マヤ)
- 声 - 小西寛子
- インカちゃんから一途なアタックを受け続ける、いたって普通の少女。幼なじみの改造からも思いを寄せられており、板挟みになることも。妹はユカたん。
- 明日手 改造(あすて かいぞう)
- 声 - 速水奨
- 生徒会長。正義の味方アステカマンに変身し、校内の平和の為に戦う。恋愛には非常に奥手。
- オルメカ番長
- 声 - 緒方賢一
- ブルマーが大好き。女子のブルマーを入手する為なら手段を選ばない。手下2人を従え、窃盗、恐喝を繰り返す。巨石人頭像風の巨大な頭を持つ。
- のの字
- 声 - 森久保祥太郎
- オルメカ番長の手下その1。ブルマー愛好家。説明キャラ。
- 困りボクロ
- オルメカ番長の手下その2。ブルマー愛好家。困り顔担当。
- 小須田 梨香(こすた りか)
- 声 - 川田妙子
- オルメカ番長に一目惚れした奇特な少女。番長が変態とわかってもなお、彼を愛して止まない。顔がコスタリカの巨大石球風の石に埋まっている。
- 千々華 架子(ちちか かこ)
- 声 - 佐々木瑶子
- 「インカちゃん先輩親衛隊」隊長。忍者見習い。
- への字
- 声 - 長沢美樹
- 「インカちゃん先輩親衛隊」隊員1号。趣味はコスプレ。
- アンパン
- 声 - 今井由香
- 「インカちゃん先輩親衛隊」隊員2号。常にアンパンを持っている。
- イタコ
- 声 - 鈴木真仁
- 「インカちゃん先輩親衛隊」隊員3号。誕生日は担当声優である鈴木真仁と同じ7月14日。
- ロズウェル
- 声 - 飯塚雅弓
- 「インカちゃん先輩親衛隊」隊員3号。UFOを被って移動する。矢追くん(ホモ)に片思い中。
- 良書 記子(よくしょ きこ)
- いつも真面目な生徒会書記。彼女のブルマーが発する匂いは、のの字が「免許皆伝」と涙を流して絶賛する代物らしい。
- 会計くん
- 声 - 志賀克也
- 生徒会会計として、気苦労の絶えない改造を見守る地味な生徒。
- 皆口さん / 三奈口YOU
- 声 - 皆口裕子
- 放送部員。「小学生みたいな声してる皆口さん」や「いい年して独りじゃゲーセンに行けない皆口さん」など噂される男子生徒の密かなアイドル。
- 武留 枡清(ぶる ますきよ)
- 一見マトモそうだが、若きブルマー研究者であり、その昔ブルマーの色についてオルメカ番長と口論になった過去を持つ。
- パレンケ君
- 無口な男子生徒。パレンケ遺跡から出土した、「パカル王の翡翠の仮面」風の仮面を被っている。改造の親友。
- ゆりりちゃん
- マヤの親友。インカちゃん・マヤ・改造の三角関係に進展を加えようとする、世話好きな所もある女子生徒。
用語
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
作中作『眼鏡天国』
[編集]概要
[編集]9話から10話に掛けて展開された。略称はメガパラ。インカちゃんらの通う「えるどらど学園」の高等部を舞台としているが、上に挙げたキャラクターらは登場しない。学園生徒全員が眼鏡。全2話。
ストーリー
[編集]学園の中庭にあった墓を掘り返された事により、8億年ぶりに目覚めた「ファラオ」。墓を暴いた生徒2人は、呪いによって命を奪われる。心優しい少女クレオは、2人を助けるため、交換条件として変身ヒロインとなり、突然飛来したピラミッド星人なる怪物との戦いに駆り出された。
関連作品
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 単行本 - メディアワークスより「Dengeki Comics EX」として刊行、全2巻。
- ドラマCD - ソニーレコードより発売。