女王蜂 (1963年の映画)
女王蜂 | |
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Una storia moderna: l'ape regina | |
監督 | マルコ・フェレーリ |
脚本 | 原作脚本 ラファエル・アスコナ マルコ・フェレーリ 共同脚本 ディエゴ・ファッブリ パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ マッシモ・フランチオーザ |
原案 | ゴッフレード・パリーゼ |
製作 | ヘンリック・クロシツキ アルフォンソ・サンソーネ |
出演者 | ウーゴ・トニャッツィ マリナ・ヴラディ |
音楽 | テオ・ウズエリ |
撮影 | エンニオ・グァルニエーリ |
編集 | リオネッロ・マッソブリオ |
製作会社 | サンクロ・フィルム、フェア・フィルム マルソー=コシノール(コシノール、レ・フィルム・マルソー) |
配給 | コシノール エンバシー・ピクチャーズ |
公開 | 1963年4月7日 1963年5月9日(CIFF) 1963年9月16日(NYC) 1963年10月 |
上映時間 | 90分 88分 85分 |
製作国 | イタリア フランス |
言語 | イタリア語 |
『女王蜂』(じょおうばち、イタリア語: Una storia moderna: l'ape regina, 「ある現代の物語 女王蜂」の意、英語: The Conjugal Bed, 「夫婦のベッド」の意)は、1963年(昭和38年)製作・公開、マルコ・フェレーリ監督のイタリア・フランス合作映画である[1][2]。イタリア式コメディの1作である[1]。
略歴・概要
[編集]本作は、1963年、イタリアの映画会社サンクロ・フィルムとフェア・フィルムが、フランスの映画会社マルソー=コシノール(コシノールおよびレ・フィルム・マルソー)と合作で製作、ラツィオ州ローマ県ローマ市内、とりわけコンチリアツィオーネ通り等でロケーション撮影を行い、完成した[1]。ゴッフレード・パリーゼの最初のアイデアをラファエル・アスコナ、マルコ・フェレーリの2人がストーリーを練り、ディエゴ・ファッブリ、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、マッシモ・フランチオーザとともに集団執筆を行って脚本を作成したものである[1]。
イタリア国内でまず同年4月7日に封切られ、同年5月9日に開催された第16回カンヌ国際映画祭に出品され、マリナ・ヴラディが女優賞を獲得した[1]。同年9月16日、アメリカ合衆国では、エンバシー・ピクチャーズの配給によりニューヨークで公開された[1]。同年10月、日本でも、 松竹映配の配給により公開されている[3]。翌1964年(昭和39年)、アメリカ合衆国では、第22回ゴールデングローブ賞において、マリナ・ヴラディが主演女優賞 (ドラマ部門)にノミネートされたが、賞は逸した[1]。同年、ナストロ・ダルジェント賞において、ウーゴ・トニャッツィがナストロ・ダルジェント主演男優賞を受賞した[1]。
2006年(平成18年)9月19日、メドゥーザ・フィルム傘下のメドゥーザ・ヴィデオがイタリア国内でのDVDを発売した。日本では、2011年(平成23年)2月現在までに、VHSおよびDVDいずれの形式でもビデオグラムは発売された形跡はない[3]。
スタッフ・作品データ
[編集]- プロデューサー : ヘンリック・クロシツキ [4] アルフォンソ・サンソーネ [5]
- 監督 : マルコ・フェレーリ
- 原案 : ゴッフレード・パリーゼ
- 原作・脚本 : ラファエル・アスコナ、マルコ・フェレーリ
- 共同脚本 : ディエゴ・ファッブリ、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、マッシモ・フランチオーザ
- 撮影 : エンニオ・グァルニエーリ
- 美術 : マッシミリアーノ・カプリッチョーリ (Massimiliano Capriccioli [6])
- 装飾 : マッシミリアーノ・カプリッチョーリ、ローザ・サンソーネ (Rosa Sansone [7])
- 衣裳 : ルチアーノ・マリヌッチ (Luciana Marinucci [8])
- 編集 : リオネッロ・マッソブリオ (Lionello Massobrio [9])
- 製作担当 : アントニオ・ネグリ、アントニオ・パルンボ (Antonio Palumbo)
- 音楽 :テオ・ウズエリ
キャスト
[編集]- クレジット順
- ウーゴ・トニャッツィ - アルフォンソ
- マリナ・ヴラディ - レジーナ
- ワルター・ギラー - 修道僧マリアーノ
- リンダ・シーニ (Linda Sini) - 修道尼スペリオール
- リッカルド・フェッリーニ (Riccardo Fellini [10]) - リッカルド
- イージ・ポリドーロ (ジャン・ルイジ・ポリドーロ Gian Luigi Polidoro) - イージ
- ニーノ・ヴィンジェッリ (Nino Vingelli) - 墓地の男
- アキッレ・マイェローニ (Achille Majeroni) - 叔母マファルダ
- ノンクレジット・アルファベット順
- メリッサ・ドレイク (Melissa Drake [11]) - マリア・コンスタンツァ
- マリオ・ジュッサーニ (Mario Giussani [12]) - リブルスキー伯爵
- ジャクリーヌ・ペリエ (Jacqueline Perrier [13])
- サンドリーノ・ピネッリ (Sandrino Pinelli [14]) - マリア・コンスタンツァの婚約者
- ポリドール (Polidor) - 僧ロレンツォ
- ユズポッフ・ラガッツィ (Jusupoff Ragazzi [15]) - 叔母ヨランダ
- ピエトロ・タッタネッリ (Pietro Tattanelli [16]) - 伯父ドン・ジュゼッペ
参考文献
[編集]- L'ape regina, マルコ・フェレーリ、メドゥーザ・ヴィデオ、2006年9月19日
- 『イタリア映画史入門 1905 - 2003』 : ジャン・ピエロ・ブルネッタ、訳川本英明、鳥影社、2008年7月 ISBN 4862651445
関連事項
[編集]- 1963年の日本公開映画
- イタリア式コメディ
- レ・フィルム・マルソー (Les Films Marceau [17])
- コンチリアツィオーネ通り (en:Via della Conciliazione)
- ナストロ・ダルジェント主演男優賞(en:Nastro d'Argento Best Actor)
- メドゥーザ・フィルム (it:Medusa Film)
註
[編集]- ^ a b c d e f g h L'ape regina, インターネット・ムービー・データベース , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Ape Regina, allmovie , 2011年2月18日閲覧。
- ^ a b 女王蜂、allcinema ONLINE, 2011年2月18日閲覧。
- ^ Henryk Chrosicki - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Alfonso Sansone - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Massimiliano Capriccioli - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Rosa Sansone - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Luciana Marinucci - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Lionello Massobrio - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Riccardo Fellini - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Melissa Drake - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Mario Giussani - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Jacqueline Perrier - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Sandrino Pinelli - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Jusupoff Ragazzi - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Pietro Tattanelli - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Les Films Marceau - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- 女王蜂 - ウェイバックマシン(2011年4月14日アーカイブ分) - movie-fan.jp
- 女王蜂 - allcinema
- 女王蜂 - KINENOTE
- Una storia moderna: l'ape regina - オールムービー
- Una storia moderna: l'ape regina - IMDb