安達昭夫
安達昭夫 | |
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2010年フィリーズレビュー表彰式 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 京都府 |
生年月日 | 1959年10月27日(65歳) |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA |
所属厩舎 | 増本勇(1979/3 - 1986/9) フリー(1986/9 - 1989/10) 工藤嘉見(1989/10 - 1990/8) フリー(1990/8 - 1991/8) 崎山博樹(1991/9 - 1993/6) 梅内忍(1993/7 - 引退) |
初免許年 | 1979年 |
免許区分 | 平地 |
騎手引退日 | 1994年5月31日 |
通算勝利 | 1979戦125勝 |
調教師情報 | |
初免許年 | 1999年(2000年開業) |
経歴 | |
所属 | 栗東T.C. |
安達 昭夫(あだち あきお、1959年10月27日 - )は日本中央競馬会栗東トレーニングセンター所属の調教師。
略歴
[編集]私立高校への進学が決まっていたが、騎手への夢を捨てきれず[1]、馬事公苑の昭和50年度長期騎手講習生となり、1979年3月、栗東・増本勇厩舎所属の騎手として騎手デビューした。当時、父親も増本厩舎で厩務員として働いていた。デビュー当初は騎乗馬にも恵まれ、栗田伸一と新人賞を争ったが、栗田の22勝に対して16勝で新人賞獲得はならなかった。
しかし次第に騎乗数が減ってゆき、途中フリーになったり厩舎所属を繰り返すことになる。騎手時代の晩年は梅内忍厩舎所属となって1994年に引退。通算勝利は125勝であった。 身長167cm。
騎手引退は梅内厩舎の調教助手となり、1999年に調教師免許を取得。2000年に厩舎を開業。初出走は同年3月4日阪神競馬第10競走のヤマトプリティで2着、初勝利は同年4月23日福島競馬第12競走のマルサンミッキーで、延べ24頭目であった。
2003年12月6日に行われたステイヤーズステークスでチャクラが勝利し重賞初制覇[2]。
2008年11月3日に園田競馬場で行われたJBCスプリントでバンブーエールが勝利しG1級競走初制覇[3]。2009年12月6日に行われたジャパンカップダートでエスポワールシチーが勝利しJRAG1を初制覇した[4]。
2014年2月8日に京都2Rで勝利し通算200勝[5]、2020年8月16日に小倉12Rで勝利し通算300勝を達成した[6]。
騎手成績
[編集]1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | |
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平地 | 122 | 159 | 144 | 1952 | .063 | .144 |
障害 | 3 | 7 | 3 | 27 | .111 | .370 |
計 | 125 | 166 | 147 | 1979 | .063 | .147 |
日付 | 競走名 | 競馬場 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初騎乗 | 1979年3月10日 | 4歳未勝利 | 阪神 | ノトヨーコー | 10 | - | 9着 |
初勝利 | 1979年3月10日 | - | 阪神 | フジワカ | - | - | 1着 |
重賞初騎乗 | 1979年8月19日 | 函館記念 | 函館 | ハッコウオー | 11頭 | 8 | 5着 |
GI級初騎乗 | 1979年11月16日 | エリザベス女王杯 | 阪神 | ミンドヒカリ | 18頭 | 16 | 15着 |
調教師成績
[編集]日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初出走 | 2000年3月4日 | 1回阪神3日10R | 鳴門S | ヤマトプリティ | 16頭 | 5 | 2着 |
初勝利 | 2000年4月23日 | 1回福島2日12R | 5歳上500万下 | マルサンミッキー | 12頭 | 7 | 1着 |
重賞初出走 | 2000年9月3日 | 3回小倉8日11R | 小倉3歳S | フィオリトゥーラ | 17頭 | 15 | 17着 |
重賞初勝利 | 2003年12月6日 | 6回中山1日11R | ステイヤーズS | チャクラ | 10頭 | 6 | 1着 |
GI初出走 | 2002年5月4日 | 3回東京6日11R | NHKマイルカップ | マヤノサリーダ | 18頭 | 17 | 15着 |
GI初勝利 | 2009年12月6日 | 5回阪神2日11R | ジャパンカップダート | エスポワールシチー | 16頭 | 1 | 1着 |
主な管理馬
[編集]※括弧内は当該馬の優勝重賞競走、太字はGI級競走。
- チャクラ(2003年ステイヤーズステークス、2004年目黒記念)
- メイショウオスカル(2004年フローラステークス、2005年福島牝馬ステークス)
- ヤマトマリオン(2006年フローラステークス、2008年東海ステークス、クイーン賞、2009年TCK女王盃)
- バンブーエール(2008年JBCスプリント、2009年クラスターカップ、東京盃)
- エスポワールシチー(2009年マーチステークス、かしわ記念、マイルチャンピオンシップ南部杯、ジャパンカップダート、2010年フェブラリーステークス、かしわ記念、2011年名古屋大賞典、みやこステークス、2012年かしわ記念、マイルチャンピオンシップ南部杯、2013年マイルチャンピオンシップ南部杯、JBCスプリント)
- サウンドバリアー(2010年フィリーズレビュー)
- デスペラード(2013年ステイヤーズステークス、2014年京都記念、ステイヤーズステークス)
- サウンドキアラ (2020年京都金杯、京都牝馬ステークス、阪神牝馬ステークス)
- メイショウカズサ(2021年プロキオンステークス、白山大賞典、浦和記念)
脚注
[編集]- ^ 「日本の騎手」(中央競馬ピーアール・センター編、1981年)P275
- ^ “【ステイヤーズS】(中山)〜チャクラ中山に咲く”. ラジオNIKKEI. 2024年2月12日閲覧。
- ^ “【JBCスプリント】バンブーエール、逃げ切って初重賞”. ラジオNIKKEI. 2024年2月12日閲覧。
- ^ “エスポワールシチー砂の新王者に! 止まらんGI3連勝だ=JCダート”. スポーツナビ. 2024年2月12日閲覧。
- ^ “安達師 JRA通算200勝を達成”. スポーツニッポン. 2024年2月12日閲覧。
- ^ “安達師がJRA通算300勝「周りの方々のおかげ」”. 日刊スポーツ. 2024年2月12日閲覧。
参考文献
[編集]- 「日本の騎手」(中央競馬ピーアール・センター編、1981年)
- 「中央競馬騎手名鑑・1984年版」(日本中央競馬会、1984年)