宿命の女
「宿命の女」 | ||||||||
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ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとニコ の シングル | ||||||||
初出アルバム『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』 | ||||||||
A面 | 日曜の朝 | |||||||
B面 | 宿命の女 | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 7インチ・シングル | |||||||
録音 | ニューヨーク、セプター・スタジオ(1966年4月)[2] | |||||||
ジャンル | ロック | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | ヴァーヴ・レコード | |||||||
作詞・作曲 | ルー・リード | |||||||
プロデュース | アンディ・ウォーホル(B面) | |||||||
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとニコ シングル 年表 | ||||||||
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「宿命の女」(原題: Femme Fatale)はヴェルヴェット・アンダーグラウンドとニコが1966年に発表した楽曲。
概要
[編集]作詞作曲はルー・リード。彼は本作品が生まれた経緯を次のように述べている[3]。
アンディからイーディ・セジウィックについての歌を書くべきだと言われ、「例えばどんな?」と聞き返したら、「そうだな。彼女はファム・ファタールだと思わないか?」と言うんだ。だからこの歌を書いた。ついでに俺たちはそれをニコにあげてしまった。
1966年4月、アンディ・ウォーホルのプロデュースの下、ニューヨークのセプター・スタジオでレコーディングは行われた。同年12月、シングル「日曜の朝」のB面に収録[1]。なお「日曜の朝」のプロデューサーはトム・ウィルソンが務めた[4]。
1967年3月12日発売のファースト・アルバム『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』に収録された。
ルー・リード、ジョン・ケイル、ニコの3人は1972年1月29日、パリのバタクラン劇場でコンサートを行い、本作品を演奏した。このコンサートは2004年10月19日に『Le Bataclan '72』として正式にCD化された。
演奏者
[編集]- ニコ - リード・ボーカル
- ルー・リード - ギター、バッキング・ボーカル
- ジョン・ケイル - ベース、ピアノ
- スターリング・モリソン - ギター、バッキング・ボーカル
- モーリン・タッカー - スネア・ドラム、タンバリン
カバー・バージョン
[編集]- トレイシー・ソーン - 『A Distant Shore』(1982年)に収録。
- R.E.M. - 12インチ・シングル「Superman」(1986年)に収録。コンピレーション・アルバム『Dead Letter Office』に収録。
- トム・トム・クラブ - 『Boom Boom Chi Boom Boom』(1988年)に収録。
- デュラン・デュラン - 『Duran Duran』(1993年)に収録。
- プロパガンダ - コンピレーション・アルバム『Outside World』(2002年)に収録。
- エミリー・シモン - 『Émilie Simon』(2003年)のボーナス・トラックに収録。
- エルヴィス・コステロ - 『Secret, Profane & Sugarcane』(2009年)のボーナス・トラックに収録。
脚注
[編集]- ^ a b 45cat - The Velvet Underground And Nico - Sunday Morning / Femme Fatale - Verve - USA - VK-10466
- ^ Scepter Records - CDs and Vinyl at Discogs
- ^ Bockris, Victor (1994). Transformer: The Lou Reed Story. New York: Simon & Schuster. p. 107. ISBN 0-684-80366-6
- ^ The Velvet Underground & Nico (3) - Sunday Morning / Femme Fatale (Vinyl) at Discogs