小俣利男
小俣 利男(おまた としお、1949年 - )は[1]、経済地理学を専門とする日本の地理学者、元東洋大学教授[2]。主な研究テーマは、ソビエト連邦〜ロシアの経済地理[2]。
経歴
[編集]1971年に東京学芸大学教育学部社会科教育選修を卒業し、1973年に同大学院教育学研究科社会科教育修士課程を修了して、東京都の公立高等学校教諭となり[2]、東京都立北豊島工業高等学校などで教鞭を執った[3]。大学在学中から高校教員になってからも、北村嘉行、上野和彦らを中心とした、東京学芸大学を拠点とする工業地理学の研究グループに深く関わった[3]。
1995年に信州短期大学助教授に転じ、1998年まで在職した後、東洋大学に移り、社会学部第一部社会学科教授となった[2]。
2006年、「ソ連・ロシアにおける工業の地域的展開 : 体制転換と移行期の工業立地変動」により、立正大学から博士(地理学)を取得した[4]。
2010年代半ばに東洋大学を退職した。
おもな著書
[編集]単著
[編集]- ソ連・ロシアにおける工業の地域的展開―体制転換と移行期社会の経済地理、原書房、2006年
共編著
[編集]翻訳
[編集]- A・V・ダリンスキー 編、ロシア:ソ連解体後の地誌、大明堂、1997年
脚注
[編集]- ^ ““小俣 利男”の紙の本一覧”. honto. 大日本印刷. 2024年4月21日閲覧。
- ^ a b c d “小俣 利男”. researchmap. 科学技術振興機構. 2024年4月21日閲覧。
- ^ a b 上野和彦「東京学芸大学工業地理学の軌跡」『学芸地理』第72号、2016年、43-63頁、CRID 1050006994042400768。
- ^ “ソ連・ロシアにおける工業の地域的展開 : 体制転換と移行期の工業立地変動”. 国立国会図書館. 2024年4月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- 研究者情報(、researchmap、J-GLOBAL)
- 文献情報(CiNii Research、IRDB)