小谷城郷土館
小谷城郷土館 | |
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施設情報 | |
正式名称 | 小谷城郷土館 |
専門分野 | 郷土博物館 |
事業主体 | 一般財団法人小谷城郷土館 |
延床面積 | 主屋部分 285m²、門長屋部分 40m²、籾蔵部分 21m²、二番蔵部分 54m²、土蔵部分、27m² |
開館 | 10:00 |
閉館 | 16:00 |
所在地 | 〒590-0106 大阪府堺市南区豊田1602-1 |
位置 | 北緯34度29分35.6秒 東経135度29分54.2秒 / 北緯34.493222度 東経135.498389度座標: 北緯34度29分35.6秒 東経135度29分54.2秒 / 北緯34.493222度 東経135.498389度 |
プロジェクト:GLAM |
小谷城郷土館 (こたにじょうきょうどかん)は、大阪府堺市南区豊田にある博物館法に基づく登録博物館である。運営は、一般財団法人小谷城郷土館。
概要
[編集]当館の設立は昭和46年(1971年)、当地にある堺市内最古の山城の一つである小谷城の39代目の城主で、地元の郷土史家でもある小谷方明(こたに みちあきら、1909年 - 1991年)が堺近辺で収集した各種農具や武家道具等の歴史的資料を幅広く公開する目的で設立された[1][2]。
方明はかねてから財団法人化する意向を示していたが、1991年に82歳で死去。その後は遺族らが中心となって財団法人小谷城郷土館を設立し、1992年4月に新装オープンした[3]。
展示品は約15000点。和泉地方に伝わる火縄銃などの武具や農具、江戸時代以降の民具資料や古文書などを展示している[1][3]。また江戸時代に建築された母屋や蔵、門長屋などもあり、当時の生活の様子を見る事が出来る[2]。泉北ニュータウン建設前には「小谷城郷土館発掘調査団」を編成し[4]、古墳時代に泉北丘陵一帯にあった須恵器の生産拠点である陶邑窯跡群の発掘を行い、須恵器や工房跡などが出土した[5]。それらの出土品の展示や出版物の刊行など、発掘の成果を館の活動につなげる取り組みを行っている[4]。
文化財
[編集]江戸時代後期の大和棟建築の主屋や土蔵等5件が2005年に国の登録有形文化財に登録されている[6][7]。また、源氏物語図屏風が1997年に堺市の有形文化財に指定されている[8][9]。
利用情報
[編集]- 開館 10時から16時まで。
- 休館 毎週月曜日(祝日の場合その翌日)。
- 入館料
- 一般(大学生以上) 200円
- 小・中・高校生 100円
アクセス
[編集]- 泉北1号線 豊田北交差点から豊田方面へすぐ
脚注
[編集]- ^ a b 「[いずみ] 故小谷方明氏のコレクションを集めた大阪・堺の「小谷城郷土館」公開」.『読売新聞(大阪)』.1992年2月6日付朝刊、31面。
- ^ a b 「会員50人が堺めぐり 歴史の一端にふれる」.『産経新聞(大阪)』.2011年3月11日付朝刊。
- ^ a b 「堺に「民具の館」小谷方明さんの遺志実現 4月に新装開館」.『朝日新聞(大阪)』.1992年2月23日付朝刊、大阪面。
- ^ a b 「[ひと人抄] 「小谷城郷土館」副館長の小谷寛さん 須恵器工房の発掘成果を展示」.『読売新聞(大阪)』.2001年3月31日付夕刊、2面。
- ^ 「古墳時代の土器工房跡が堺で出土 渡来人の集落か あす31日、見学会/大阪」.『読売新聞(大阪)』.1999年10月30日付朝刊、31面。
- ^ 「文化審議会:重文に陶邑土器など、登録文化財 四条畷高本館も--答申 /大阪」.『毎日新聞(大阪)』.2005年3月19日付朝刊、25面。
- ^ 「登録文化財建造物 大阪府内から新たに4か所 寺田家住宅、府立四条畷高校本館」.『読売新聞(大阪)』.2005年4月12日付朝刊、30面。
- ^ 「石津田神社など6件、堺市有形文化財に 条例施行2回目の指定/大阪」.『朝日新聞(大阪)』.1997年12月20日付朝刊、大阪面。
- ^ 源氏物語図 堺市ホームページ. (2012年12月19日) 2016年4月17日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 堺市の文化財 : 文化財登録制度 〜建物を活かし、文化を生かす〜 : 小谷城郷土館 - 堺市公式ホームページ