小阪憲司
小阪 憲司(こさか けんじ、1939年11月8日[1] - 2023年3月16日[2])は、日本の精神科医、医学者。横浜市立大学名誉教授[2]。学位は、医学博士(順天堂大学・1982年)。レビー小体型認知症(英: Dementia with Lewy Bodies; DLB)の発見者として知られる。三重県伊勢市出身。
概要
[編集]1976年にレビー小体型認知症の症例を世界で初めて報告し[3]、1978年にさらに3例を発表した[4]。その後もレビー小体型認知症の診断、治療の発展に貢献した。その功績が評価され、2013年度朝日賞を受賞した[5]。
略歴
[編集]- 1965年 金沢大学医学部医学科卒業
- 1982年 順天堂大学 医学博士 論文の題は「Lewy bodies in cerebral cortex : report of three cases」[6]。
- 1991年 横浜市立大学医学部精神医学講座主任教授
- 1996年 横浜市立大学医学部附属浦舟病院長
- 1999年 横浜市立大学附属市民総合医療センター精神医療センター長
- 2003年 横浜市立大学名誉教授
ラジオ番組
[編集]- 知ればナットク、認知症(ラジオNIKKEI第1放送 毎週水曜日 16:45~17:15、2016年4月6日 - 2016年6月29日)
受賞
[編集]脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.367
- ^ a b 読売新聞 2023年3月28日 36面
- ^ Kosaka K, Oyanagi S, Matsushita M, and Hori A. (1976). “Presenile dementia with Alzheimer-, Pick- and Lewy-body changes”. Acta Neuropathol 36: 221-233. PMID 188300.
- ^ Kosaka K. (1978). “Lewy bodies in cerebral cortex, report of three cases”. Acta Neuropathol 42: 127-134. PMID 654884.
- ^ 朝日賞
- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ “朝日賞 2001-2018年度”. 朝日新聞社. 2023年1月4日閲覧。