山口明穂
人物情報 | |
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生誕 | 1935年6月16日 日本・神奈川県横浜市 |
死没 | 2018年8月27日(83歳没) 日本・東京都町田市 肺炎 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 東京大学 |
学問 | |
時代 | 昭和・平成 |
研究分野 | 日本語学 |
研究機関 | 愛知教育大学 白百合女子大学 東京大学 中央大学 |
主要な作品 | #著書 |
学会 | 日本語学会 |
主な受賞歴 | 従四位 |
山口 明穂(やまぐち あきほ、1935年6月16日 - 2018年8月27日)は、日本の国語学者。東京大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授。
経歴
[編集]神奈川県横浜市鶴見区生まれ[1]。精華小学校、横浜国立大学附属中学校、東京都立日比谷高校を経て、1959年東京大学文学部国文学科卒業[1]。1963年、同大学大学院人文科学研究科国語国文学専修博士課程中退[1]。
同年12月、愛知教育大学専任講師[1]、1967年助教授[1]。1968年、白百合女子大学助教授[1]、1976年教授[1]、1977年東京大学文学部助教授[1]、1985年教授[2]。1996年、東京大学を定年退官し、名誉教授[2]、中央大学文学部教授に就任[2]。2006年、定年退職[2]。
2018年8月27日、肺炎のため、東京都町田市の病院で死去、享年83歳[3]。死去日をもって叙従四位瑞宝中綬章追贈[2][4]。
著書
[編集]- 『中世国語における文語の研究』 明治書院 1976
- 『国語の論理 古代語から近代語へ』 東京大学出版会 1989.3
- 『日本語を考える 移りかわる言葉の機構』 東京大学出版会 2000.9
- 『日本語の論理 言葉に現れる思想』 大修館書店 2004.2
共編著
[編集]- 『旺文社詳解国語辞典』 秋本守英共編 旺文社 1985.11
- 『国文法講座 全6巻別巻』 明治書院 1987-1988
- 『岩波漢語辞典』 竹田晃共編 岩波書店 1987.11
- 『日本の言語文化2 』放送大学 1993
- 『古典文法必携』 學燈社 1993
- 『岩波新漢語辞典』 竹田晃共編 岩波書店 1994.1
- 『日本語の変遷』 放送大学 1997
- 『旺文社国語辞典』 松村明、和田利政共編 第9版 旺文社 1998.9
- 『日本語文法大辞典』 秋本守英共編 明治書院 2001.3
- 『旺文社古語辞典』 松村明、和田利政共編 第9版 旺文社 2001.10
- 『王朝文化辞典 万葉から江戸まで』 鈴木日出男共編 朝倉書店 2008.11
校註
[編集]- 『鎌倉右大臣家集 源実朝』 久保田淳共編 笠間書院 1972
- 『明恵上人集』 久保田淳共編 岩波文庫 1981
- 『六百番歌合』 久保田淳共編 新日本古典文学大系38 岩波書店 1998.12
- 『平家物語 現代語訳』 學燈社 2006.9
記念論文集
[編集]- 国語学論集 山口明穂教授還暦記念会 明治書院 1996
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h 矢田勉 (2018), p. 6.
- ^ a b c d e 矢田勉 (2018), p. 7.
- ^ 「山口明穂氏死去/東大名誉教授」『四国新聞』2018年8月30日。
- ^ 「叙位叙勲」『読売新聞』2018年9月22日、朝刊。
参考文献
[編集]- 「山口明穂教授 略年譜〔含 著述目録〕」『中央大学文学部紀要』第209号、2006年3月、3-18頁。
- 矢田勉「山口明穂先生年譜および著述目録」『日本語の研究』第14巻第4号、日本語学会、2018年12月、6-13頁。