山本巧次
誕生 | 1960年7月4日(64歳) 和歌山県 |
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職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 中央大学法学部 |
活動期間 | 2015年 - |
ジャンル | 推理小説 |
代表作 | 『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』 |
主な受賞歴 | 大阪ほんま本大賞(2018年) 酒飲み書店員大賞(2019年) |
デビュー作 | 『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』 |
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1960年7月4日[1] -)は、日本の小説家、推理作家。和歌山県生まれ[2]。中央大学法学部卒業[2]。鉄道会社に勤務している[2]。
(やまもと こうじ、2014年、「八丁堀ミストレス」が第13回『このミステリーがすごい!』大賞で最終候補に残るが、受賞は逃す[3]。2015年、同作を加筆修正後、『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』と改題し、宝島社文庫より『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉[4]として刊行、小説家デビュー。「鉄道ミステリの新たなる旗手」と評される[5]。
文学賞受賞・候補歴
[編集]- 2014年 - 「八丁堀ミストレス」で第13回『このミステリーがすごい!』大賞最終候補。
- 2018年 - 『阪堺電車177号の追憶』で第6回大阪ほんま本大賞受賞[6]。
- 2019年 - 『阪堺電車177号の追憶』で第15回酒飲み書店員大賞受賞。
ミステリ・ランキング
[編集]このミステリーがすごい!
[編集]- 2018年 - 『開化鐵道探偵』10位
作品リスト
[編集]単著
[編集]大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう
[編集]→「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」を参照
- 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう(2015年8月 宝島社文庫)
- 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤(2016年5月 宝島社文庫)
- 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 千両富くじ根津の夢(2016年12月 宝島社文庫)
- 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北斎に聞いてみろ(2017年10月 宝島社文庫)
- 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ドローン江戸を翔ぶ(2018年10月 宝島社文庫)
- 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北からの黒船(2019年11月 宝島社文庫)
- 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 妖刀は怪盗を招く(2020年10月 宝島社文庫)
- 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ステイホームは江戸で(2021年11月 宝島社文庫)
- 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を(2022年11月 宝島社文庫)
- 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 抹茶の香る密室草庵(2023年11月 宝島社文庫)
- 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 殺しの証拠は未来から(2024年11月 宝島社文庫)
開化鐵道探偵
[編集]- 開化鐵道探偵(2017年5月 ミステリ・フロンティア / 2021年2月 創元推理文庫)
- 開化鐵道探偵 第一〇二列車の謎(2018年12月 ミステリ・フロンティア / 2021年8月 創元推理文庫)
江戸の闇風
[編集]- 江戸の闇風〜黒桔梗 裏草紙〜(2018年12月 幻冬舎文庫)
- 花伏せて 江戸の闇風 二(2020年2月 幻冬舎文庫)
江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ
[編集]- 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ(2020年12月 幻冬舎時代小説文庫)
- 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 夢の花(2021年6月 幻冬舎時代小説文庫)
- 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 春の炎(2021年12月 幻冬舎時代小説文庫)
- 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ ふたつの星(2022年6月 幻冬舎時代小説文庫)
- 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 紅葉の家(2022年12月 幻冬舎時代小説文庫)
- 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 隣人の影(2023年6月 幻冬舎時代小説文庫)
- 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 長屋の危機(2023年12月 幻冬舎時代小説文庫)
定廻り同心 新九郎、時を超える
[編集]- 鷹の城(2021年4月 光文社)
- 【改題】鷹の城 定廻り同心 新九郎、時を超える(2023年9月 光文社文庫)
- 岩鼠の城 定廻り同心 新九郎、時を超える(2023年10月 光文社文庫)
- 定廻り同心 新九郎、時を超える(2024年9月 光文社文庫)
まやかしうらない処
[編集]- まやかしうらない処 信じる者は救われる(2022年9月 小学館文庫)
- まやかしうらない処 災い転じて福となせ(2022年10月 小学館文庫)
その他の作品
[編集]- 阪堺電車177号の追憶(2017年9月 ハヤカワ文庫JA)
- 収録作品:二階の手拭い / 防空壕に入らない女 / 財布とコロッケ / 二十五年目の再会 / 宴の終わりは幽霊電車 / 鉄チャンとパパラッチのポルカ
- 軍艦探偵(2018年4月 ハルキ文庫)
- 途中下車はできません(2019年7月 小学館)
- 収録作品:富良野線 美馬牛駅 / 釧網本線 北浜駅 / 宗谷本線 音威子府駅 / 根室本線 落石駅 / 函館本線 札幌駅 / 富良野線 美馬牛駅
- 希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿(2020年1月 講談社)
- 留萌本線、最後の事件 トンネルの向こうは真っ白(2020年4月 ハヤカワ文庫JA)
- 早房希美の謎解き急行(2020年9月 双葉文庫)
- 収録作品:遮断機のくぐり抜けは大変危険です / 雨の日は御足元に充分ご注意ください / 危険物の持ち込みはお断りしております / 痴漢は犯罪です / 特急のご乗車には特急券が必要です
- 満鉄探偵 欧亜急行の殺人(2022年1月 PHP文芸文庫)
- 乳頭温泉から消えた女(2022年4月 集英社文庫)
- 急行霧島 それぞれの昭和(2023年5月 ハヤカワ文庫JA)
- 災厄の宿(2024年1月 集英社文庫)
- 戦国快盗 嵐丸 今川家を狙え(2024年6月 講談社文庫)
- 奥様姫様捕物綴り 1 甘いものには棘がある(2024年7月 双葉文庫)
アンソロジー
[編集]「」内が山本巧次の作品
- 5分で読める! ひと駅ストーリー 旅の話(2015年12月 宝島社文庫)「しらさぎ14号の悪夢」
- 10分間ミステリー THE BEST(2016年9月 宝島社文庫)「その朝のアリバイは」
- 3分で読める! コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語(2020年6月 宝島社文庫)「シュテファン広場のカフェ」
- 3分で仰天! 大どんでん返しの物語(2023年1月 宝島社文庫)「シュテファン広場のカフェ」
- どうした、家康(2023年1月 講談社文庫)「長久手の瓢」
- 3分で読める! ティータイムに読むおやつの物語(2023年4月 宝島社文庫)「饅頭一つは災いのもと」
メディア・ミックス
[編集]テレビドラマ
[編集]- 『このミス』大賞ドラマシリーズ 時空探偵おゆう 大江戸科学捜査(2019年7月5日 - 8月23日、全8話、関西テレビ「カンテレドラマらぼ」枠、主演:佐久間由衣、原作:大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう)[7]
ラジオドラマ
[編集]- 阪堺電車177号の追憶(2020年4月6日 - 10日・13日 - 17日、全10回、NHK-FM放送「青春アドベンチャー」)
脚注
[編集]- ^ 会員名簿 山本巧次|日本推理作家協会
- ^ a b c “大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル”. 宝島社. 2019年6月22日閲覧。
- ^ “第13回『このミステリーがすごい!』大賞決定! 今年の大賞候補は過去最高レベル揃い|株式会社 宝島社のプレスリリース”. 宝島社. 2019年6月22日閲覧。
- ^ 受賞は及ばなかったものの、編集部からの推薦で刊行するもの。
- ^ “鉄道ミステリーの新たなる旗手 杉江松恋さんが薦める新刊文庫3冊|好書好日”. 好書好日. 2020年6月4日閲覧。
- ^ “【祝】『阪堺電車177号の追憶』(山本巧次)が、第6回大阪ほんま本大賞を受賞!”. 早川書房. 2019年6月22日閲覧。
- ^ “「このミス」大賞ドラマシリーズ始動!主演に佐久間由衣、阿部進之介、小関裕太ら”. 映画ナタリー (ナターシャ) 2019年6月22日閲覧。