岡山交通

岡山交通株式会社
OKYAMA KOTSU CO., LTD.
両備グループ共通社章
両備グループ共通社章
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
700-0942
岡山県岡山市南区豊成1丁目14番12号
設立 1944年(昭和19年)7月1日
(岡山県旅客運送株式会社として設立)
業種 陸運業
法人番号 9260001000972 ウィキデータを編集
事業内容 タクシー事業、観光バス事業、不動産業 など
代表者 代表取締役COO 土江 富雄
資本金 1億円
売上高 30億1,769万円
(2009年12月期)
営業利益 2億5,690万円
(2009年12月期)
純利益 4億1218万8000円
(2023年12月期)[1]
総資産 72億3842万7000円
(2023年12月期)[1]
従業員数 550人
決算期 毎年12月31日
外部リンク https://okayama-kotsu.com/
特記事項:1948年12月に岡山県旅客運送株式会社から岡山交通株式会社へ商号変更。
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岡山交通おかやまこうつう)は、岡山県岡山市に本社を置き、タクシー・貸切バスを運行する事業者。両備グループ。岡山最大のタクシーグループである「両備タクシーセンター」2社の一つ。

概要

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岡山県岡山市に3か所と、倉敷市に1か所の営業所を置く。また広島県尾道市の中国交通を合併し社内カンパニー「中国交通カンパニー」としている。過去には総社市(総社両備タクシー)、福山市(福山両備タクシー)にも営業拠点(社内カンパニー)があった。

2023年時点で約350台のタクシー車両を保有している[2]。2020年に小型・中型の車両区分は普通車に統合された。一般タクシー(旧区分の小型車)は黄色で「イエローキャブ」と称する。旧・中型車(クラウンセダン・スーパーサルーン)は黒塗りで、「ミジュアリータクシー」と称する。これは2018年に導入された名称で「ラグジュアリーなサービスをミドルクラス(旧・中型車)のタクシーで提供する」というもの。「ミジュアリー」はミドルとラグジュアリーを合わせた両備グループの造語である[3]。これら普通タクシーのほか、ジャンボタクシーも保有する。また「ハイグレードタクシー」(ハイヤー)としてレクサス、アルファードを保有する。

貸切バスは小型、中型ハイデッカー、大型ハイデッカーを保有する。観光バスは、両備バス岡電バスのから移籍の観光車(三菱ふそう・エアロバス)が、車体色は前社の塗り分けのままで、両備グループ以外から購入または中国交通などから移籍したいすゞ・ガーラ日野・セレガと自社で発注・購入した三菱ふそう・エアロエースは、導入時期により両備バスの1世代前または現行の貸切色を採用し、車体標記については「Ryobi Bus」となっている。

事業内容

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  • タクシー、バスでの旅客の輸送
  • タクシー代行
  • ドライバー派遣
  • 不動産賃貸(交通オアシスビル)

歴史

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1944年(昭和19年)、戦時統合により「岡山県乗用旅客運送株式会社」として発足。戦後の1948年(昭和23年)12月に現在の「岡山交通」へ商号を改めた。

1981年(昭和56年)にマイクロバス事業を営業開始。

1982年(昭和57年)に共同配車センター「両備タクシーセンター」を開設。

2007年(平成19年)7月9日、広島県の福山エリアでの営業を開始した。これは、広島県福山市に本社があるタクシー会社で2007年3月に破産手続きを行った「福山交通株式会社」(初代)の従業員70人と車両56台を引き継いで行う。正式名称は「岡山交通株式会社・福山両備タクシーカンパニー(車両表記は『福山両備タクシー』」[4]

2019年(令和元年)10月1日、同じ両備グループで総社市でタクシー事業を展開していた総社両備タクシーと、広島県尾道市でタクシー事業を展開していた中国交通の2社を吸収合併し、同社の総社両備カンパニー(車両表記は『総社両備タクシー』)と中国交通カンパニー(車両表記は『中国交通』)となった[5][6]

2020年(令和2年)3月1日、両備ホールディングスから両備タクシーカンパニー(両備タクシー)今保・倉敷の両営業所を事業譲渡された[7]

2022年(令和4年)、3月に総社両備タクシーカンパニーを閉鎖[8]。10月、両備グループ傘下で倉敷市に所在する浅口タクシー株式会社を吸収合併[9]

2024年(令和6年)11月1日、福山両備タクシーカンパニーの事業をアサヒタクシー(広島県福山市)に譲渡した[10]

各営業所

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岡山県

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  • 本社・豊成営業所
    • 住所:700-0942 岡山県岡山市南区豊成1丁目14番12号
      • タクシー94台
      • 大型バス8台
      • 中型バス4台
  • 西営業所
    • 住所:700-0052 岡山県岡山市北区下伊福本町3番14号
      • タクシー62台
  • 西大寺営業所
    • 住所:704-8116 岡山県岡山市東区西大寺中2丁目2番15号
      • タクシー20台

※岡山市内については、岡山両備タクシーとの2社で共同配車を実施(別会社の両備タクシーセンターが2社から配車事業を受託)。

  • 倉敷営業所
    • 住所:710-0803 岡山県倉敷市中島1554番地1号
      • 大型バス1台
      • タクシー76台
      • 介護用車輛1台

広島県

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  • 中国交通カンパニー(中国交通)尾道営業所
    • 広島県尾道市御調町
      • 中国バスの子会社を2019年10月1日に合併し、社内カンパニー「中国交通カンパニー」とした。

過去にあった営業所

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  • 今保営業所 - 2020年3月1日に両備タクシーカンパニー今保営業所を事業統合。2020年12月29日、西営業所へ統合。
  • 総社両備カンパニー - 2019年10月、総社両備タクシーを吸収合併し社内カンパニーとする。2022年3月31日閉鎖。
  • 旭東営業所 - 2022年8月31日閉鎖。
  • 福山両備タクシーカンパニー(福山両備タクシー)
    • 住所:721-0952 広島県福山市曙町4丁目19番3号
      • タクシー56台
      • 破産した福山交通(株)の従業員70人と車両56台を引き継いで、2007年7月9日に営業を開始[11]。2024年10月30日に閉鎖し[12]、翌11月1日からアサヒタクシーに事業譲渡。
  • 中国交通尾道営業所(旧) - 尾道市天満町。2023年8月12日より旧・御調営業所へ統合し御調営業所を尾道営業所へ名称変更[13]

脚注

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  1. ^ a b 岡山交通株式会社 第89期決算公告
  2. ^ 車両ラインナップ”. 岡山交通株式会社. 2025年3月9日閲覧。
  3. ^ ミジュアリータクシー登場!”. 両備グループ (2018年8月7日). 2025年3月9日閲覧。
  4. ^ 現在福山エリアでは「福山交通」のあんどんのタクシーが営業運転しているが、これは3月26日に破産申請した「福山交通株式会社」(初代)からタクシー車両(一部)を受けた同業の別会社「五豊観光有限会社」が、3月27日に「福山交通タクシー」に商号変更し、電話番号も譲り受けたもので、法人としての連続性はないが、旧福山交通の倒産直前の筆頭株主で、その後「福山交通株式会社」(二代目)に改組している。この他、同時期に元従業員の一部が独立して設立した企業も複数ある。
  5. ^ 許可等処分状況のお知らせ(令和元年9月分)” (PDF). 中国運輸局 (2019年10月9日). 2019年10月9日閲覧。
  6. ^ 合併のお知らせ”. 岡山交通 (2019年10月1日). 2019年10月9日閲覧。
  7. ^ 両備グループ タクシー事業統合 両備ホールディングス(株)のタクシー事業をグループ2社に分割事業譲渡”. 両備グループ (2020年3月2日). 2020年3月17日閲覧。
  8. ^ 営業所閉鎖のお知らせ”. 岡山交通株式会社 (2022年3月31日). 2025年3月9日閲覧。
  9. ^ 合併に関するご案内”. 浅口タクシー株式会社. 2025年3月9日閲覧。
  10. ^ 事業分割譲受のお知らせ”. アサヒタクシー株式会社 (2024年10月25日). 2025年3月9日閲覧。
  11. ^ 福山両備タクシー開設の感激”. 両備グループ (2007年7月11日). 2025年3月9日閲覧。
  12. ^ 福山両備タクシーカンパニー閉鎖のお知らせ”. 岡山交通株式会社 (2023年8月12日). 2025年3月9日閲覧。
  13. ^ 中国交通カンパニー移転のお知らせ”. 岡山交通株式会社 (2023年8月12日). 2025年3月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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