師恩の恵
師恩の恵(しおんのめぐみ)とは、日本の柑橘である。神奈川県湯河原町にて育成された。2001年3月13日に品種登録された。なお、出願時の名称は「シオン」であった[1][注釈 1]。
来歴
[編集]1979年(昭和54年)に神奈川県足柄下郡湯河原町において、「清見」に「ミネオラ」を交配し、神奈川県農業総合研究所根府川試験場(現:神奈川県農業技術センター足柄地区事務所 根府川分室)の協力を得て特性の調査を継続し、1996年(平成8年)にその特性が安定していることを確認して育成を完了した[1]。
特徴
[編集]果実の形は扁球、重さはやや重く、色は濃橙である。果皮は厚く、やや剥きにくい。果汁は多く、甘味はやや高く、酸味は低い。香気の多少は中で、種子は無い。育成地である神奈川県湯河原町では2月中下旬に成熟する。[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c 農林水産省品種登録データベース「師恩の恵」2013年6月19日閲覧