広島大学附属小学校

広島大学附属小学校
地図北緯34度22分17.4秒 東経132度27分56.0秒 / 北緯34.371500度 東経132.465556度 / 34.371500; 132.465556座標: 北緯34度22分17.4秒 東経132度27分56.0秒 / 北緯34.371500度 東経132.465556度 / 34.371500; 132.465556
過去の名称 広島高等師範学校附属小学校
広島高等師範学校附属国民学校
広島高等師範学校附属小学校
広島大学広島高等師範学校附属小学校
広島大学教育学部東千田小学校
広島大学教育学部附属小学校
国公私立の別 国立学校
設置者 国立大学法人
設立年月日 1905年4月17日
創立記念日 4月17日
共学・別学 男女共学
学期 2学期制
学校コード B134110000011 ウィキデータを編集
所在地 734-0005
外部リンク 広島大学附属小学校
ウィキポータル 教育
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広島大学附属小学校(ひろしまだいがくふぞくしょうがっこう, Elementary School Attached to Hiroshima University)は、広島県広島市南区にある国立小学校広島大学附属学校であり、同じ敷地内に広島大学附属中学校・高等学校がある。

概要

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東京高等師範学校1886年設立)に次ぐ、西日本の中等教育研究の拠点として設立された広島高等師範学校附属中学校(旧制)として1905年明治38年)に設立された。

1964年4月に東千田から現在地に移転し、1978年(昭和53年)に現校名となった。2005年(平成17年)に創立100周年を迎えた。

広島大学附属学校として、全学の中学教員免許取得希望者を主対象とした教育実習を行っている[1]

学級数は各学年2学級(1部・2部)、計12学級である。

象徴

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教育目標

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  • 「自主・協同・探究」

沿革

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画像外部リンク
アメリカ国立公文書記録管理局が所有する米軍撮影写真。
Hiroshima aerial A3374原爆被災後、千田町から北西方向を撮影。写真中央右が広島高等師範学校・広島文理科大学の校地で、ヨの字型の建物(文理大本館)の上手に隣接する鈎形・3階建の建物が附属小学校(当時は国民学校)の校舎。鉄筋であったため爆風や被爆後の火災を経ても外郭が保たれていたのが分かる。

広島高等師範学校

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附属小学校

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  • 1905年(明治38年)
    • 4月17日
      • 広島高等師範学校附属小学校が開校。(この日を創立記念日としている。)
      • 広瀬為四郎教授が付属小主事に就任。開校式を挙行。
    • 9月25日 - 教生の実地授業練習(教育実習)を開始。
  • 1906年(明治39年)
    • 夏 - 安芸郡倉橋島で臨海教育を開始。
    • 第1回卒業式を挙行。(卒業生6名)
  • 1914年大正3年)1月 - 月刊教育誌「学校教育」を創刊。(2000年(平成12年)11月号で通巻1000号となった。)
  • 1918年(大正7年)9月 - 第2部尋常科1学年男女児を募集し、秋季学年を開始する。
  • 1929年昭和4年)4月 - 広島文理科大学が設置され、高等師範学校および附属学校が付置される。
  • 1938年(昭和13年)
    • 7月1日 - 東千田町に新校舎が完成し、新校舎での授業を開始。
    • 7月 - 豊田郡大乗村(現竹原市)の新築臨海教育場で、4学年以上の臨海教育を実施。
  • 1940年(昭和15年)6月 - 校旗を制定。
  • 1941年(昭和16年)4月1日 - 国民学校令により、広島高等師範学校附属国民学校に改称。
  • 1945年(昭和20年)
  • 1946年(昭和21年)5月1日 - 東千田町校舎で始業式を挙行。
  • 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革に伴い、広島高等師範学校附属小学校と改称。
  • 1948年(昭和24年)4月 - 新制広島大学の発足により、その中に広島高等師範学校が包括され、広島大学広島高等師範学校附属小学校となる。
  • 1950年(昭和25年)7月 - 臨海教育場を復活し、大乗臨海教育場で実施。(5・6年生)
  • 1952年(昭和27年)4月1日 - 広島大学教育学部附属東千田小学校に改称。
  • 1955年(昭和30年)7月1日 - 広島大学教育学部附属小学校と改称。
  • 1956年(昭和31年)- 同窓会を創立。
  • 1961年(昭和36年)4月1日 - 附属中・高等学校が皆実町へ移転。
  • 1964年(昭和39年)4月10日 - 現在地の附属小学校校舎で始業式を挙行。
  • 1965年(昭和40年)7月21日 - 能美島臨海教育場(佐伯郡沖美町)が完成し、臨海教育を実施。
  • 1966年(昭和41年) 「ユネスコ協同学校」(現:ユネスコスクール)に加盟する。
  • 1967年(昭和42年)8月 - プールが完成。
  • 1973年(昭和48年)10月 - 総合学習を実験的に実施。
  • 1975年(昭和50年)
    • 4月 - PTA・後援会を改組し、「すずかけ会」と命名。
    • 10月 - 同窓会の名称を「豊葦(とよあし)会」と命名。
  • 1978年(昭和53年)6月17日 - 広島大学改組に伴い、広島大学附属小学校(現校名)に改称。
  • 2001年平成13年)4月1日 - 広島大学附属小学校教育後援会が発足。
  • 2002年(平成14年)- 小学校教員免許取得希望学生対象の教育実習を初めて実施[1]
  • 2004年(平成16年)4月1日 - 広島大学が国立大学法人化される。

学校行事

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2学期制をとっている。

東千田町旧校舎の変遷

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  • 東千田町時代の旧・附属小校舎(1938年竣工、RC造・3F)は、同校地の中でも数少ない鉄筋建造物であったため、原爆被災に際しても外郭を保ち、戦後も若干の補修を経て校舎として使用され、附属小の皆実校地移転後は広大理学部の校舎(教室・研究室)に転用されたが、理学部の東広島キャンパス移転後の1996年に解体・撤去された[2]

関連校

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主な出身者

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脚注

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  1. ^ a b 小学校免許取得希望者の教育実習は東雲、三原の附属学校での実施が主である。
  2. ^ 『ヒロシマの被爆建造物は語る』p.141、『ヒロシマをさがそう』p.159。

関連項目

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外部リンク

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