支援技術
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支援技術(しえんぎじゅつ、英語: assistive technology、略称: AT[1])とは、パーソナルコンピュータやスマートフォンを含むモバイル端末などを使用する際、支援が必要なユーザ向けに操作の補助を行うハードウェアやソフトウェアの総称である[2]。より具体的にユーザー補助[注釈 1]、アクセシビリティ[注釈 2]などとも呼ばれる。
主な支援技術
[編集]支援技術は、多種多様なユーザのニーズに応じて多岐にわたる。 代表的な支援技術の例の一部として、次のようなものがあげられる[3]。
ハードウェア
[編集]- ジョイスティック・トラックボール
- 肢体不自由のあるユーザはマウスのようなポインティングデバイスの利用が困難な場合がある。ジョイスティックやトラックボールは、そういったユーザでも指先や顎などでマウスポインタを動かすできる。
- 点字ディスプレイ
- コンピュータの視覚情報を点字化できるデバイスである。スクリーンリーダでは正しい読み上げが困難な場合でも、点字ディスプレイと併用することでより正確に情報を取得できる。
- キーガード
- 筋力低下や、手指のふるえなど不随意運動の症状がある場合、押したいキーと近くの他のキーを誤って同時に押してしまう場合があるため、樹脂などでできたカバーを取り付けることで誤入力を防ぐことができる。
ソフトウェア
[編集]現在ではこれらの支援技術の多くがパソコンや携帯電話に標準的に搭載されていため、気軽に試してみることができる。
- 画面の拡大
- 視力の弱いユーザが画面を拡大して閲覧するための機能。
- 色の反転・ハイコントラストモード
- 色覚特性を持つユーザは色の違いを区別しづらいことがある。たとえば黒い背景に青い文字のリンクなどの低コントラストなWebページは、健康視力者にとっても読むことが困難なケースが多い。そのような場合に色を反転させたり、コントラスト比を高めることで文字を読み取りやすくすることができる機能が用意されていることがある。
関連項目
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “A.A.O.|AT(Assistive Technology)”. A.A.O.. 2022年5月23日閲覧。
- ^ “支援技術 | 用語集 | ミツエーリンクス”. ミツエーリンクス. 2022年5月23日閲覧。
- ^ “支援技術|用語集|エー イレブン ワイ[WebA11y.jp]”. エー イレブン ワイ. 2022年5月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- ナレーターを起動または停止する - Microsoft
- MacでVoiceOverをオン/オフにする - Apple サポート (日本)
- iPhoneでVoiceOverをオンにして練習する - Apple サポート (日本)
- TalkBack をオンまたはオフにする - Android のユーザー補助機能 ヘルプ
- 画面上の項目を見やすくするために、拡大鏡を使用する - Microsoft
- Mac の画面を拡大縮小する方法 - Apple サポート (日本)
- iPhone画面で拡大する - Apple サポート (日本)
- 拡大 - Android のユーザー補助機能 ヘルプ
- 色のコントラストを変更Windows - Microsoft
- Macでアクセシビリティの「ディスプレイ」環境設定を変更する - Apple サポート (日本)
- iPhone、iPad、iPod touch で画面表示とテキストサイズの設定を使う - Apple サポート (日本)
- 色のコントラスト - Android のユーザー補助機能 ヘルプ