日本大学理工学部旧1号館
日本大学理工学部旧1号館(にほんだいがくりこうがくぶきゅういちごうかん)は、1928年(昭和3年)日本大学の設計、新工務所の施工で建築された、ゴシック様式にルネサンス様式を加えた建築物である[1][2]。
概要
[編集]竣工
[編集]1928年(昭和3年)、日本大学の設計により、株式会社新工務所が建築した[1]。設計において、ポインテッドアーチ・柱の垂直線を用いたゴシック様式、及びスカイライン装飾帯の水平線を協調したルネサンス様式が加味された折衷様式、竣工時の外壁は白タイル。
解体
[編集]2000年(平成12年)、72年にわたり理工学部の歴史を刻んだ旧1号館の設計思想は、新1号館に継承された[3]。
外壁の茶色タイルは、1968~1969年頃の学生運動(日大紛争)で破損し修復されたもの、ポインテッドアーチの正面玄関は新1号館の入り口ホールに展示保存されている。
略歴
[編集]脚注
[編集]- ^ a b [日本近代建築総覧 各地に遺る明治大正昭和の建物 日本建築学会編]
- ^ 日本大学理工学部建築学科
- ^ 新1号館の建築 日本大学理工学部建築学科
- ^ 日本大学百年史編纂委員会 『日本大学百年史』 第二巻、学校法人日本大学、2000年、379-380頁