明月堂

株式会社明月堂
MEIGETSUDO CO., LTD.
種類	株式会社
本社所在地	日本; 〒812-0892; 福岡県福岡市博多区東那珂2丁目11番23号
設立	1952年1月; （創業：1929年3月）
業種	食料品
法人番号	2290001018218
事業内容	菓子製造販売
代表者	代表取締役社長秋丸真一郎
資本金	3000万円
売上高	61億5000万円（2018年5月期）
従業員数	298名（2017年6月現在）
決算期	5月
関係する人物	秋丸裕一郎（創業者）; 秋丸卓也（元会長、祐一郎の長男）
外部リンク	http://www.meigetsudo.co.jp/
	テンプレートを表示

株式会社明月堂（めいげつどう）は、福岡県福岡市博多区に本社を置く菓子製造業者。

概要

洋風まんじゅうの「博多通りもん」で知られる菓子メーカーである^[1]。

「博多通りもん」は1993年発売開始で、年間6000万個を販売し、福岡を代表する名菓とされる^[1]。

沿革

秋丸祐一郎が1929年に福岡市天神で「秋丸製菓所」を開業する^[1]。秋丸製菓所は、菓子の製造卸売り企業として成功を収めていたが、秋丸祐一郎は「顧客に直接商品を届けたい」と考え、1934年に「秋丸明月堂」を福岡市博多区の川端商店街に開業する^[1]^[2]。姓の「秋丸」から「秋の空に丸く輝くものは明月」とイメージして、「明月堂」になったとされる^[1]。

第二次世界大戦後は一時、金物を取り扱った時期もあった^[1]。

1952年 1月に有限会社明月堂に改組する。^[要出典]

1963年に発売した「博多じまん」が人気となり、博多駅にも出店すようになる^[1]。

昭和30年代の明月堂の主力商品はカステラで「カステラの明月堂」と言われるほどに売り上げは好調であったが、1975年に山陽新幹線が全線開通すると、長崎県のカステラメーカーが福岡に進出してきて、明月堂のカステラ販売は失墜することになる^[2]。

長い研究開発を経て、1993年に「博多通りもん」を発売^[2]。当時、福岡空港の売店に新しい商品が参入するのは至難の業であったが、ターミナルビルのリニューアルのタイミングと「博多通りもん」の発売のタイミングが合い、新発売の福岡土産として販路が開けた^[2]。「博多通りもん」の斬新なパッケージも大ヒットに繋がった要因であった^[2]。明月堂では、空港利用客にどうすれば手に取ってもらえるかを研究し、通常の売店では置きづらいなどの理由で敬遠される正方形の箱をあえて採用した^[2]。目立つ黄色の包装紙、商品名の由来ともなった博多どんたくの町人行列「通りもん」をイメージしたデザインと合わさって、福岡土産を求める旅行客の目を引き付けることになった^[2]。2022年時点では、福岡空港での売り上げは、今や全体の3分の1ほどを占めるまでになっている^[2]。