服部真澄
人物
[編集]東京都品川区北品川生まれ。実家は北品川で貸し間業と料理旅館を営んでいた[2]。神奈川県立厚木高等学校を経て、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。
編集制作会社勤務、フリーエディターを経て、直木三十五賞候補となった『龍の契り』が話題となる。同作は書評家の関口苑生も激賞している。翌1996年、第2作となる『鷲の驕り』で、第18回吉川英治文学新人賞を受賞。日本国外を舞台とした、スピード感ある国際謀略小説で人気を博し、多くの読者を獲得した。
作品一覧
[編集]- 『龍の契り』(1995年、祥伝社)のち新潮文庫
- 『鷲の驕り』(1996年、祥伝社)のち文庫
- 『ディール・メイカー』(1998年、祥伝社)
- 『骨董市で家を買う ハットリ邸古民家新築プロジェクト』(1998年、中央公論社)のち文庫
- 『バカラ』(2002年、文藝春秋)のち文庫
- 『GMO』(文庫版では『エル・ドラド』に改題。2003年、新潮社)
- 『清談仏々堂先生』(2004年、講談社)のち文庫
- 『海国記 平家の時代』(2005年、新潮社)のち文庫、「平家三代 海国記」中公文庫
- 『最勝王』(2006年、中央公論新社)のち文庫
- 『エクサバイト』(2008年、角川書店)のち文庫
- 『ポジ・スパイラル』(2008年、光文社)のち文庫
- 『わらしべ長者、あるいは恋 清談 佛々堂先生』(2008年、講談社)
- 『極楽行き 清談 佛々堂先生』(2008年、講談社)のち文庫
- 『KATANA カタナ』(2010年、角川書店)のち文庫
- 『天の方舟』(2011年、講談社)のち文庫
- 『深海のアトム』(2014年、KADOKAWA)のち文庫
- 『クラウド・ナイン』(2015年、講談社)のち文庫
- 『夢窓』(2017年、PHP研究所)
- 『千年の眠りを醒ます『伊勢物語』』講談社, 2020.4
- 『全訳小説伊勢物語 令和版』講談社, 2020.4
脚注
[編集]- ^ 週刊ポスト1995年9月15日号22~23頁
- ^ 家を建てるあなた、建てない私ほぼ日刊イトイ、1999-06-22