木村一生
木村 一生(きむら いっしょう、1932年 - 2015年)は、日本の抽象画家で、多摩美術大学名誉教授。本名は木村和夫。
経歴
[編集]1932年、長崎県長崎市生まれ[1]。1951年、長崎県立長崎東高等学校卒業[1]。東京芸術大学絵画科在学中の1955年に浜屋百貨店で初めての個展を開催[2]。1957年、同大学を卒業後、1958年には読売アンデパンダン展に出品。1959年、モダンアート協会展に初出品し翌1960年に同会会員となる[2]。1989年の「木村一生の世界」展(池田20世紀美術館企画)をはじめ多数の個展を開催[2]。また、1960年から1985年にかけて「新表現展」に出品するなどグループ展にも数多く参加[2]。
1968年より多摩美術大学で後進の指導にも取り組み、1972年に助教授、1983年に教授就任。2003年に同大学を退官し名誉教授となる[2]。
2015年9月15日死去。
主な作品
[編集]- 「圏'85」(1985年)
- 「燁」(1990年)
- 「劫」(1992年)
- 「彭」(1992年)
著書
[編集]- 『版画入門―やさしく学び楽しくえがく(絵画入門シリーズ)』(梧桐書院、1979年)