村田英憲
むらた ひでのり 村田 英憲 | |
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生誕 | 1928年7月20日 日本・広島県広島市 |
死没 | 2023年9月30日(95歳没) |
出身校 | 中央大学 |
職業 | アニメーションプロデューサー |
活動期間 | 1969年 - |
著名な実績 | 『サザエさん』 |
肩書き | 株式会社エイケン創業者・名誉会長 |
受賞 | 東京国際アニメフェア2008「第4回功労賞」 |
村田 英憲(むらた ひでのり、1928年7月20日 - 2023年9月30日[1])は、日本の男性アニメーションプロデューサー。株式会社エイケン創業者[2]、名誉会長。広島県広島市出身[3]。
経歴
[編集]1945年8月6日、広島市で被爆し弟を亡くす[3]。中央大学在学中に学生自動車連盟の初代委員長を務めた[3][4][5]。
日本テレビジョン(TCJ 日本テレビホールディングス・日本テレビ放送網とは無関係)の映画部長だった[6]1969年にアニメ部門を独立させて「株式会社TCJ動画センター」を設立[2][3][7][8]。同年、朝日新聞に連載中の『サザエさん』に目を付け[9]、宣弘社を通じてフジテレビにテレビアニメ版『サザエさん』の企画を持ち込み[9][10]、2022年現在まで53年間製作を手掛け国民的長寿番組とした。以降『サザエさん』を柱にファミリー路線のアニメを多く送り出している[3][7]。1973年自身の名前を音読みにした「エイケン」に商号変更した[7]。
2007年、代表取締役会長就任。
2008年、東京国際アニメフェア2008にて第4回功労賞表彰受章[5][11]。
2017年8月31日付で代表取締役会長を退任、同年9月1日付で名誉会長に就任した[2]。
2019年12月、文化庁長官表彰[12]。
参加作品
[編集]アニメ
[編集]- キャプテン(製作、1980年・1983年、日本テレビ)
- ガラスの仮面(製作、1984年、日本テレビ)
- 銀河パトロールPJ(製作、1984年、フジテレビ)
- ハーイあっこです(製作、1988年 - 1992年・ABC)
- シートン動物記(製作、1989年 - 1990年、日本テレビ)
- コボちゃん(製作、1992年 - 1994年、よみうりテレビ)
- クッキングパパ(製作、1992年 - 1995年、ABC)
- きこちゃんすまいる(エグゼクティブ・プロデューサー、1996年 - 1997年、TBS)
- 男はつらいよ (アニメ)(製作総指揮、1998年8月7日、TBS)
- ゴーゴー五つ子ら・ん・ど(制作、2001年、TBS)
- プレイボール(企画、2005年・2006年、UHFアニメ)
脚注
[編集]- ^ 高田幸郎 (2023年10月13日). “訃報”. 株式会社エイケン オフィシャルサイト. 2023年10月15日閲覧。
- ^ a b c 会社案内 株式会社エイケンオフィシャルサイト
- ^ a b c d e No.125 村田 英憲 (むらた ひでのり) | 荒川の人 | ACC
- ^ 白門自動車会からの周知事項のページ(Internet Archive)
- ^ a b 2008/04/25 - アニメビジネスがわかる:増田弘道
- ^ 高橋茂人、日本におけるテレビCMとテレビアニメの草創期を語る(TCJからズイヨーへの歴史)小野耕世
- ^ a b c 『アニメーションノート No.04』誠文堂新光社、2006年、56-57頁
- ^ 『エイケン制作アニメーションの世界』が2022年1月より広島で開催決定!
- ^ a b 塩沢茂「連載 番組を担う人たち(32) 『サザエさん』成功の意味するもの」『キネマ旬報』1970年6月上旬号、キネマ旬報社、120-121頁。
- ^ 第7回 ラジオの時間・其之壱~大場徳次氏が語る ... - 宣弘社/月光仮面
- ^ 19 - 日本動画協会
- ^ 令和元年度文化庁長官表彰名簿
参考文献
[編集]- 『アニメーションノート No.04』(誠文堂新光社 2006年 ISBN 4-416-80678-7)44-57頁
外部リンク
[編集]ビジネス | ||
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先代 (設立) | エイケン代表取締役社長 初代:1969年 - 2007年 | 次代 毛内節夫 |
先代 関谷猪三男 | エイケン代表取締役会長 第2代:2007年 - 2017年 | 次代 |
先代 (新設) | エイケン名誉会長 2017年 - | 次代 |