東晋次
人物情報 | |
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生誕 | 1944年 日本三重県北牟婁郡紀伊長島町(現:紀北町) |
国籍 | 日本 |
出身校 | 名古屋大学 |
学問 | |
研究分野 | 中国史(漢代) |
研究機関 | 愛媛大学、三重大学 |
博士課程指導教員 | 森正夫[1] |
指導教員 | 宇都宮清吉[1] |
主要な作品 | 『後漢時代の政治と社会』、『王莽 : 儒家の理想に憑かれた男』 |
影響を受けた人物 | 波多野善大、谷川道雄、久村因、川勝義雄[1] |
学会 | 東洋史研究会[2]、史学研究会[2]、日本秦漢史学会[2][3]、中国中世史研究会[1] |
東 晋次(ひがし しんじ、1944年 - 2021年10月25日[4])は、日本の中国史研究者。愛媛大学教育学部助教授、三重大学教育学部教授を務めた。
経歴
[編集]三重県北牟婁郡紀伊長島町(現:紀北町)生まれ[5]。1968年に名古屋大学文学部史学科を卒業[2]。卒業論文のテーマは党錮事件であった[6]。1974年、名古屋大学大学院文学研究科博士課程を単位取得退学[7]。
1976年、愛媛大学教育学部講師となり、1978年より1987年まで同大学教育学部助教授。1987年に三重大学教育学部助教授となり、1991年に同大学教育学部教授となった[2]。
1993年に名古屋大学に学位請求論文「後漢時代の政治と社会」を提出し[8]、1994年に博士(歴史学)の学位を取得した[9]。1995年には名古屋大学出版会より同論文を単著として出版した。
著書
[編集]単著
[編集]- 『後漢時代の政治と社会』名古屋大学出版会、1995年11月30日。ISBN 978-4-8158-0271-4。
- 『王莽 : 儒家の理想に憑かれた男』白帝社〈白帝社アジア選書3〉、2003年11月4日。ISBN 978-4-89174-635-3。
- 『退職老人の日本語教育:日中協同教育in天津』白帝社、2017年9月30日。ISBN 978-4-86398-303-8。
共著
[編集]- 東晋次 訳注 著「I 古代農民叛乱」、谷川道雄・森正夫 編『中国民衆叛乱史 1 : 秦〜唐』平凡社〈東洋文庫336〉、1978年8月1日、1-83頁。ISBN 978-4582803365。
- 東晋次 著「1 秦漢帝国論」、谷川道雄編著 編『戦後日本の中国史論争』河合教育文化研究所、2001年11月1日。ISBN 978-4879999894。
脚注
[編集]- ^ a b c d 東晋次『後漢時代の政治と社会』名古屋大学出版会、1995年11月30日、353頁。ISBN 978-4-8158-0271-4。
- ^ a b c d e “東 晋次”. researchmap. 2021年10月2日閲覧。
- ^ “これまでの年次大会”. 日本秦漢史学会. 2021年10月2日閲覧。
- ^ 白帝社 [@hakuteisha] (2021年10月29日). "【訃報】東晋次先生が25日にお亡くなりになりました。あまりにも突然で,ただ驚くばかりです。心よりご冥福をお祈りいたします。昨夜,梅酒で献杯! 来月『王莽』の翻訳書が刊行予定です。《王莽:儒家理想的信徒》四川人民出版社 本が届きましたらまたツイートします。t.co/FCE3yyReRb". X(旧Twitter)より2021年10月30日閲覧。
- ^ 東晋次『王莽 : 儒家の理想に憑かれた男』白帝社〈白帝社アジア選書3〉、2003年11月4日、331頁。ISBN 978-4-89174-635-3。
- ^ 東晋次『後漢時代の政治と社会』名古屋大学出版会、1995年11月30日、351頁。ISBN 978-4-8158-0271-4。
- ^ 東晋次『後漢時代の政治と社会』名古屋大学出版会、1995年11月30日、361頁。ISBN 978-4-8158-0271-4。
- ^ 東晋次『後漢時代の政治と社会』名古屋大学出版会、1995年11月30日、352頁。ISBN 978-4-8158-0271-4。
- ^ “後漢時代の政治と社会”. CiNii Reaearch. 2021年10月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- 東晋次 - researchmap
- 東晋次 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 東晋次 - CiNii research