松村勝男
松村 勝男(まつむら かつお、1923年5月18日-1991年3月15日)は東京都生まれの家具デザイナー。日本の家具デザインの草分けの1人とされる[1]。
来歴
[編集]1923年、東京都に生まれる[1]。1944年、東京美術学校(現東京藝術大学)付属文部省工芸技術講習所卒業[1]。1946年から吉村順三設計事務所に勤務し、主に家具デザインを担当する[1]。1955年、松屋銀座の嘱託となり、グッドデザインコーナーの売場デザインを手掛ける[1]。1956年に渡辺力、渡辺優とともにQデザイナーズを設立するも[2]、1958年に松村勝男デザイン室を設立して独立する[1]。1971年、長大作、水之江忠臣とともに、「ファニチュア・コレクション三人展」を開催し、毎日産業デザイン賞を受賞する[2]。1991年3月15日に食道癌で死去。
シンプルで繊細なデザインの作風で、日本人の体形と生活様式に合った椅子を得意とした[2]。
主な作品
[編集]- (株)ワイ・エム・ケー長岡にて販売
- (株)天童木工にて販売
- 安楽椅子(T-5110)/1968年
- ローコストチェア(T-0635B)/1982年
- ガマ椅子/1972年(日本インテリアデザイナー協会(JID)賞を受賞)