松浦発電所
松浦発電所 | |
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種類 | 火力発電所 |
電気事業者 | 九州電力 |
所在地 | 日本 長崎県松浦市志佐町白浜免字開発2091-1 |
北緯33度20分59.2秒 東経129度41分02.1秒 / 北緯33.349778度 東経129.683917度座標: 北緯33度20分59.2秒 東経129度41分02.1秒 / 北緯33.349778度 東経129.683917度 | |
1号機 | |
発電方式 | 超臨界圧 |
出力 | 70万 kW |
燃料 | 石炭 |
熱効率 | 40.7%(HHV) |
営業運転開始日 | 1989年6月30日 |
2号機 | |
発電方式 | 超々臨界圧 |
出力 | 100万 kW |
燃料 | 石炭 |
熱効率 | 約46%(HHV) |
営業運転開始日 | 2019年12月20日 |
公式サイト:松浦発電所 |
松浦発電所(まつうらはつでんしょ)は、長崎県松浦市志佐町白浜免字開発2091-1に位置する九州電力の石炭火力発電所。
概要
[編集]九州電力初の海外炭を用いる大型火力発電所として開発が行われ、1989年6月に1号機が運転を開始した。隣接する電源開発松浦火力発電所と併せ「東洋一の石炭火力」と称されたこともある(2001年、2002年に中部電力碧南火力発電所4号機100万kW、5号機100万kWが運転開始したことにより、同発電所の出力は410万kWに達したため、以降はこちらが日本一の石炭火力発電所である)。
2001年4月には2号機の建設が開始されたが[1]、2004年6月に工事を中断した。その後、2016年1月に工事を再開、運用開始時期は2020年6月(当初は2012年3月)とした[2]。
その後2016年4月28日発表の平成28年度経営計画で予定よりも半年前倒しして2019年12月運転開始に変更された。 [3]
2019年6月に試運転を開始し12月20日に営業運転を開始した。
2020年12月29日、2号機のボイラー付属設備で不具合が発生、出力を50%に落としての運転を余儀なくされた。一方、この時期、異例の寒波が襲来して九州電力管内の需要量が過去最高を記録。2号機の不具合が、電力価格やLNGの調達価格が高騰した引き金の一つとなった[4]。
発電設備
[編集]- 総出力:170万kW
- 1号機
- 定格出力:70万kW
- 使用燃料:石炭
- 蒸気条件:超臨界圧(Super Critical)
- 熱効率
- 40.7%(高位発熱量基準)
- 約43%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始:1989年6月30日
- 2号機
- 定格出力:100万kW
- 使用燃料:石炭
- 蒸気条件:超々臨界圧(Ultra Super Critical)
- 熱効率:45%以上(低位発熱量基準)
- 試運転開始:2019年6月1日
- 営業運転開始:2019年12月20日
出典
[編集]- ^ 松浦発電所2号機の工事開始について 2001年4月20日
- ^ 松浦発電所2号機 増設工事の再開について 2016年1月27日
- ^ 「平成28年度経営計画」のポイント
- ^ “大寒波とLNG不足が直撃、電力逼迫の「異常事態」 市場価格は急騰、発電所トラブルが追い打ち”. 東洋経済オンライン (2021年1月14日). 2021年1月30日閲覧。