柴田勝二
柴田 勝二(しばた しょうじ、1956年1月 - )は、日本の日本近代文学研究者。梅光学院大学文学部教授、東京外国語大学名誉教授。博士(文学)(大阪大学・2002年)。
学歴
[編集]- 1980年 大阪外国語大学外国語学部フランス語学科卒業
- 1986年 大阪大学大学院文学研究科芸術専攻博士後期課程単位取得退学
- 2002年7月、博士(文学)(大阪大学)の学位を取得(論文博士)、学位論文の題は、「三島由紀夫 魅せられる精神」
職歴
[編集]- 1988年4月 山口大学人文学部 講師
- 1990年4月 同 助教授
- 1993年4月 相愛大学人文学部 助教授
- 1998年4月 東京外国語大学外国語学部 助教授
- 2002年4月 同 教授
- 2009年4月 東京外国語大学総合国際学研究院 教授(言語文化部門文化研究系・大学院重点化による配置換え)
- 2015年4月 東京外国語大学国際日本学研究院 教授
- 2021年3月 東京外国語大学定年退職、名誉教授
- 2021年4月 梅光学院大学文学部 教授
著書
[編集]- 『大江健三郎論 - 地上と彼岸』(有精堂出版) 1992
- 『三島由紀夫 魅せられる精神』(おうふう) 2001
- 『〈作者〉をめぐる冒険 - テクスト論を超えて』(新曜社) 2004
- 『漱石のなかの〈帝国〉 - 「国民作家」と近代日本』(翰林書房) 2006
- 『中上健次と村上春樹 - 〈脱六〇年代〉的世界のゆくえ』(東京外国語大学出版会) 2009
- 『夏目漱石と村上春樹 二人の国民作家が描いた<日本>』(祥伝社新書) 2011
- 『三島由紀夫 作品に隠された自決』(祥伝社新書) 2012
- 『夏目漱石 「われ」の行方』(世界思想社) 2015
- 『私小説のたくらみ 自己を語る機構と普遍性』(勉誠出版) 2017
- 『谷崎潤一郎 美と生命の間』(勉誠出版) 2021
- 『劇作家 三島由紀夫――「お芝居」のなかの告白 』(花書院) 2024
共編
[編集]- 『世界文学としての村上春樹』(加藤雄二共編、東京外国語大学出版会) 2015