根岸凉宇

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根岸凉宇^[1]（ねぎしりょうう、1732年 - 1794年^[2]）は、日本の俳人。通称は孫兵衛^[3]。諱は保固^[1]^[3]。

人物

青梅の人である。父は孫左衛門^[1]。家は代々豪農で青梅縞の仲買を業としていた^[1]。根岸家の本家で、根岸典則はその分家である^[1]。早くより俳諧を好み、建部凉岱の門に入り、凉宇と号した^[1]。凉岱から吸露庵を譲られ、これを襲名し吸露庵凉宇と云った^[1]。

京都二条家から「花ノ下」の称号をゆるされた^[2]。この頃関東では俳諧師で「花ノ下」の称を得た者はなく、凉宇は「花ノ下」の栄称をかち得た宗匠の嚆矢である^[1]。寛政6年11月5日、「曉の浪に別るゝ千鳥かな」の辞世を遺して没する^[1]。法名は轉凉弘宇居士^[1]。墓は千ヶ瀬、宗建寺^[1]。

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k 『青梅郷土誌』129 - 130頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年8月12日閲覧。
^ ^a ^b 根岸涼宇とはコトバンク。2021年8月12日閲覧。
^ ^a ^b 『姓氏家系大辞典第5巻』4578頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年8月12日閲覧。