桂紹隆
桂 紹隆(かつら しょうりゅう、1944年1月9日- )は、日本の仏教学者。広島大学名誉教授。
経歴
[編集]滋賀県生まれ。1966年京都大学文学部卒、同大学院修士課程修了。1974年トロント大学博士課程修了、A study of Harivarman's Tattvasiddhi でPh.D.。1987年「インド論理学における遍充概念の生成と発展 チャラカ・サンヒターからダルマキールティまで」で京都大学文学博士。1977年ミシガン大学招聘講師、オックスフォード大学客員研究員、広島大学文学部講師、助教授、1989年教授。2004年広島大学を退職し名誉教授、同年に龍谷大学文学部教授を経て龍谷大学アジア仏教文化研究センター長。2010年に中村元東方学術賞を受賞。
夫人はトロントで知り合った児童文学者の桂宥子。
主な著作
[編集]- 単著
- 共編
- 『シリーズ大乗仏教』全10巻、春秋社 2011‐2014
- 訳・注解
- H.サダーティッサ『ブッダの生涯』 桂宥子共訳、立風書房 1984
- 『大乗仏典 5 法華経 Ⅱ』 松濤誠廉、丹治昭義共訳、中央公論社 1976、中公文庫 2001
- 『さとりへの遍歴 華厳経入法界品』中央公論社(上下)1994
- 『龍樹『根本中頌』を読む』春秋社 2016。五島清隆との共訳
- 『中論』のサンスクリット原典から現代語訳。解説は五島が担当。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『現代日本人名録』2002年
- 桂宥子『理想の児童図書館を求めて』中公新書
- 龍谷大学
- 桂紹隆教授略歴(『佛教学研究』第69号)