櫻井孝昌
櫻井 孝昌(さくらい たかまさ、1965年[1]12月19日 - 2015年12月4日[2])は、日本のポップカルチャー研究家[3]、メディアプロデューサー[2]。
生涯
[編集]早稲田中学校 、早稲田高等学校(在学中の愛称は、”セコライ”)、 早稲田大学政治経済学部卒。
光文社にて編集者として『赤瀬川原平の名画読本』など、ノンフィクション書籍の編集を担当。後、退社して、世界各地における日本発のポップカルチャー受容について研究した[3]。
外務省の派遣講師として[3]世界各国で日本のロリータファッション等ポップカルチャーを日本文化として紹介する活動を行い[1][3]、その経験を著書『アニメ文化外交』『世界カワイイ革命』にまとめた[3]。
2015年12月4日午前0時30分頃、JR西日暮里駅でホームから転落し、京浜東北線大宮行きの普通電車に轢かれ、搬送先の病院で死亡が確認された。49歳没[4][2]。転落直前に、酒に酔った様子が目撃されていた[2]。
著書
[編集]- 『アニメ文化外交』(筑摩書房、2009年5月)ISBN 9784480064875
- 『世界カワイイ革命』(PHP研究所、2009年11月)ISBN 9784569775357
- 『日本はアニメで再興する』(アスキー・メディアワークス、2010年4月)ISBN 9784048684811
- 『「捨てる」で仕事はうまくいく』(ダイヤモンド社、2010年9月)ISBN 9784478014677
- 『ガラパゴス化のススメ』(講談社、2010年9月)ISBN 9784062165051
- 『英語で話そう! 世界が恋する日本』(アルク、2011年7月)ISBN 978-4757419841
- 『日本が好きすぎる中国人女子』PHP新書 2013
- 『世界でいちばんユニークなニッポンだからできること〜僕らの文化外交宣言〜』(上坂すみれと共著 パルコ出版、2013年11月)ISBN 9784865060430
連載
[編集]- 「J-Pop Culture 見聞録」(アジアンビート、2011年4月6日 - 2012年5月24日)
- 「櫻井孝昌のJAPAN!JAPAN!JAPAN!」(アジアンビート、2012年5月30日 - 2014年5月28日)
- 「ポップカルチャー見聞録〜世界が愛する日本を追いかけて〜」(アジアンビート、2014年6月4日 - 2015年12月28日)
- 「ニッポン再発見!」(繊研plus、2014年12月3日 - 2015年12月3日[5])
ラジオ
[編集]- TOKYO No.1 カワイイラジオ(JFN系列:2012年4月18日 - 2014年9月27日)
- スキマから聴こえてくるラジオ 〜ジャパラボ〜(JFN系列:2014年10月4日 - 2015年12月5日[6])
TEAM SAKUSAKU
[編集]櫻井孝昌によって繋がったJ-POPカルチャー仲間が、櫻井のJ-POPカルチャーで世界中に平和をもたらすという意思を継いだPARTYをやろうと決め、水島大宙を中心に櫻井の名を取ってTEAM SAKUSAKUを結成。櫻井の誕生日である2016年12月19日に渋谷O-nestで第1回のライブとトークショー「さくらいっくすまいる。'16」を行った[7]。
脚注
[編集]- ^ a b MediaSabor 編集部 (2010年2月24日). “櫻井孝昌×宮田理江 対談 世界を回って肌で感じた日本人が知らない「アニメ」「カワイイ」カルチャーの浸透度”. 株式会社メディアサボール. 2011年7月22日閲覧。
- ^ a b c d NHK NEWS (2015年12月4日). “ホームから転落し男性死亡”. 日本放送協会. 2015年12月5日閲覧。
- ^ a b c d e “Close up インタビュー 第24回 コンテンツメディアプロデューサー、外務省 アニメ文化外交に関する有識者会議委員 櫻井孝昌さん”. KDDI (2010年4月26日). 2011年7月22日閲覧。
- ^ “櫻井孝昌さん死去 ポップカルチャー研究家、駅ホームから転落”. ハフポスト (2015年12月4日). 2019年12月4日閲覧。
- ^ 永松浩介 (2015年12月4日). “カワイイの伝道師、逝く”. 繊研plus. 2015年12月4日閲覧。
- ^ 番組自体は次回の2016年2月6日放送分で終了。
- ^ “さくらいっくすまいる。'16”. TEAM SAKUSAKU (2016年3月1日). 2016年12月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- 櫻井孝昌 (@sakuraitakamasa) - X(旧Twitter)
- TEAM SAKUSAKU