欲望のあいまいな対象
欲望のあいまいな対象 | |
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Cet obscur objet du désir | |
監督 | ルイス・ブニュエル |
脚本 | ルイス・ブニュエル ジャン=クロード・カリエール |
製作 | セルジュ・シルベルマン |
製作総指揮 | ウリ・ピカール |
出演者 | フェルナンド・レイ キャロル・ブーケ アンヘラ・モリーナ |
撮影 | エドモン・リシャール |
編集 | エレーヌ・プレミアニコフ |
配給 | フランス映画社 |
公開 | 1977年8月14日 1984年11月3日 |
上映時間 | 99分 |
製作国 | フランス スペイン |
言語 | フランス語 スペイン語 |
『欲望のあいまいな対象』(よくぼうのあいまいなたいしょう、原題:フランス語: Cet obscur objet du désir)は、1977年に製作・公開されたフランス・スペイン合作映画である。
概要
[編集]ルイス・ブニュエル監督の遺作で、ピエール・ルイスの小説『女と人形』(映画化作品『西班牙狂想曲』『私の体に悪魔がいる』)からインスパイアされた作品(原作とはクレジットされていない)。 ヒロイン・コンチータをフランス人のキャロル・ブーケとスペイン人のアンヘラ・モリーナの二人の女優が演じるという「二人一役」の演出がなされている。キャロル・ブーケは本作品が映画初出演である。 また、余りにも唐突に訪れる結末により、『アンダルシアの犬』や『黄金時代』などと重ね合わせてシュルレアリスム作品と語られることもある。 1977年度アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。
ストーリー
[編集]テロの危険に満ちたセビリア。初老の紳士フェルナンドは、発車間際の電車に乗り込もうとしてきた1人の女にバケツの水を被せる。驚く相客に、彼は女が悪魔であることを語りだす。