| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "殿司" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2019年9月) |
殿司(とのもづかさ・とのもりづかさ)は、後宮十二司の1つ。後宮の清掃、輿などの乗り物、灯油・火燭・炭薪などの内部の照明などを掌った。
職員は尚殿(とのものかみ・とのもりのかみ、従六位相当)1名・典殿(とのものすけ・とのもりのすけ、従八位相当)2名・女孺6名で構成されていた。
平安時代中期以後の後宮の再編と十二司の解体に伴い、主殿寮に吸収されて同署より内侍司に対して派遣される形となり、こうした女官は主殿司(とのもづかさ・とのもりづかさ)あるいは主殿女官と呼ばれた。主殿司は12世紀前半には定員が9名であったが、後期には12名であったという。