永康駅

永康駅
駅舎
永康
ヨンカン
Yongkang
新市 (5.0 km)
(3.9 km) 大橋
地図
所在地 中華民国の旗 台湾 台南市永康区埔園里中山路459号
北緯23度02分19.1秒 東経120度15分12.3秒 / 北緯23.038639度 東経120.253417度 / 23.038639; 120.253417
駅番号 174
所属事業者 台湾鉄路管理局
等級 二等駅
旧名 鳥松庄、永康信号場
駅コード 4200[1]
(旧)174[2]
所属路線 縦貫線
キロ程 135.9km(彰化起点)
346.8* km(基隆起点)
電報略号 ㄎㄤ
駅構造 地上駅
ホーム 単式・島式 2面3線
乗車人員
-統計年度-
#利用状況節参照
-人/日(降車客含まず)
乗降人員
-統計年度-
#利用状況節参照
-人/日
開業年月日 1903年3月10日
備考 * - キロ程は台中線(山線)経由で計算。
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永康駅
各種表記
繁体字 永康車站
簡体字 永康车站
拼音 Yŏngkàng Chēzhàn
通用拼音 Yŏngkàng Chējhàn
注音符号 ㄩㄥˇㄎㄢˋ ㄔㄜ ㄓㄢˋ
発音: ヨンカン チャーヂャン
台湾語白話字 Éng-khong Chhia-thâu(車頭)
客家語白話字: Yún-không Chhâ-theù(車頭)
日本語漢音読み えいこうえき
英文 Yongkang Station
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永康駅(えいこうえき)は、台湾台南市永康区にある台湾鉄路管理局縦貫線

本駅はかつて台湾糖業鉄道の永康糖廠(製糖工場)への支線が接続していた。その頃の糖業鉄道は北は嘉義岸内糖廠に達し、南は屏東にまで有ったが、現在は糖廠の閉鎖に伴って廃止されている。現在は統一支線用貨物側線(統一企業運輸専用)及び大成用貨物側線(大成長城公司運輸専用)が使用中である。その他に中油永康貯蔵所貨物側線が有り、線路は残っているが列車は運行されていない。本駅の古い地名は蔦松であり、蔦松遺跡の文物が本駅近くの線路東側から発掘された。駅名は所在地の市名に因む。但し本来の永康集落は南に1kmの永康区公所一帯である(台20線沿い)。二等駅であり、莒光号区間快車区間車停車する。駅前広場の景観改善工事は2008年11月に完了し、市民や旅行客に新たな景観を提供し、駅前の交通秩序を改善した。

張曼娟の短編小説「喜歓」の舞台やフォルクスワーゲンのCMでのロケ地となったほか[3]、タレントの呉宗憲が「永保安康」の楽曲を出し、永康駅前で新曲発表イベントを行った。

歴史

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戦前

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  • 1903年3月10日 - 「鳥松庄停車場」として開業[4](p80)[5]
  • 1904年3月31日 - 廃止[4](p80)
  • 1925年11月14日 - 「永康信号場」(当時の表記は永康信號場)として復活した。客扱いしない信号場であった[4](p80)
  • 1932年12月15日 - 「永康停車場」と改称し、旅客・貨物運輸取り扱いを開始した[4](p80)
  • 1941年11月1日 - 人口分布及び地方発展需要のため東側の現在の駅の位置に新駅舍を建てた[4](p80)
  • 1942年3月5日 - 新駅舎に電灯設備が無い問題が解決し、西側の旧駅舎から現在の位置に移転した[4](p80)

戦後

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  • 1985年7月1日 - 業務の増加需要により三等駅から二等駅に昇格した[4](p80)
  • 1989年11月14日 - 旧駅舎を取り除いて鉄筋コンクリート製の現代的な駅舎に建て替えた[4](p80)
  • 1991年3月4日 - 新駅舎共用開始[4](p80)

駅構造

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ホーム配置

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1 1 西部幹線(下り) 台南高雄潮州方面
南廻線直通列車(下り) 高雄潮州台東方面
2 2A 西部幹線(上り) 新営嘉義台中方面
西部幹線(下り待避列車) 台南高雄潮州方面
3 2B 西部幹線(上り待避列車) 新営嘉義台中方面
西部幹線(下り待避列車) 台南高雄潮州方面

利用状況

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各年の利用状況は以下の通り。

  • 「永保安康」の切符は本駅から保安駅への切符であり、話題になって人気が出たため、2000年と2001年には実際に乗車しなかった購入客が統計に反映されている。2010年9月9日は民国99年9月9日で「長長久久、珍愛一世」(九と久は同音のjiǔ)と称して「4並びの9」の記念切符を発売したため、9月6日からの徹夜組を含め駅周辺には行列が1kmに及び、9月7日には1日で10万枚の売り上げとなった[3]。また民国100年(2011年)への年越しを控えた2010年末にも「百年好合永保安康」と銘打った記念切符を発売し、17時で限定5万枚が完売した[6]。2011年の国慶節(双十節)でも「100.10.10」の印字を目当てに行列が続いた[7]。このような要因で保安駅とともに乗車人員と下車人員の統計に開きがある年が多い。

年別利用推移は以下のとおり。

-1999年
年間 1日平均
乗車 下車 乗降計 出典 乗車 乗降計
1946 121,473 168,196 289,669 [8] 333 794
1975 144,140 137,253 281,393 [9] 395 771
1976 148,136 138,117 286,253 [10] 405 782
1977 144,355 140,004 284,359 [11] 395 779
1978 資料なし
1979
1980 126,310 124,896 251,206 [12] 345 686
1981 124,172 124,960 249,132 [13] 340 683
1982 127,825 128,118 255,943 [14] 350 701
1983 139,341 133,662 273,003 [15] 382 748
1984 147,212 139,142 286,354 [16] 402 782
1985 139,125 134,724 273,849 381 750
1986 133,434 126,980 260,414 366 713
1987 113,142 106,792 219,934 310 603
1988 104,690 94,983 199,673 286 546
1989 96,440 88,539 184,979 264 507
1990 101,995 91,463 193,458 279 530
1991 106,204 99,996 206,200 291 565
1992 116,175 102,168 218,343 317 597
1993 135,833 118,206 254,039 372 696
1994 153,178 124,423 277,601 420 761
1995 153,848 130,675 284,523 422 780
1996 174,166 129,589 303,755 476 830
1997 207,449 160,309 367,758 568 1,008
1998 235,298 180,048 415,346 645 1,138
1999 283,565 221,914 505,479 777 1,385
2000年-
年間 1日平均
乗車 下車 出典 乗車 乗下車
2000 1,730,588 622,924 2,353,512 [16] 4,728 6,430
2001 3,220,746 686,554 3,907,300 8,824 10,705
2002 569,332 446,496 1,015,828 1,560 2,783
2003 459,774 406,496 866,270 1,260 2,373
2004 507,701 458,855 966,556 1,387 2,648
2005 545,139 496,067 1,041,206 1,494 2,845
2006 575,271 535,480 1,110,751 1,576 3,043
2007 621,538 578,450 1,199,988 1,703 3,288
2008 744,097 706,842 1,450,939 2,039 3,975
2009 資料なし
2010 1,235,494 866,095 2,101,589 [17] 3,385 5,758
2011 1,257,992 969,676 2,227,668 [18] 3,447 6,103
2012 1,149,851 1,100,476 2,250,327 [19] 3,142 6,148
2013 1,228,278 1,176,507 2,404,785 [20] 3,365 6,588
2014 1,288,071 1,201,310 2,489,381 [21] 3,529 6,820
2015 1,234,249 1,200,428 2,434,677 [22] 3,382 6,670
2016 1,216,545 1,200,293 2,416,838 [23] 3,324 6,603
2017 1,236,962 1,215,866 2,452,828 [24] 3,389 6,720
2018 1,209,747 1,193,318 2,403,065 [25] 3,314 6,584
2019 1,183,869 1,175,908 2,359,777 [26] 3,243 6,465
2020 1,059,444 1,039,933 2,099,377 [27] 2,895 5,736
2021 815,929 802,020 1,617,949 [28] 2,235 4,433


駅周辺

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付近には工場が多く、貨物輸送が盛んである。

  • 永康区公所 - 駅前の中山路入口に位置する
  • 永康郵便局
  • 国立台湾歴史博物館園区 - 2011年開館予定で、現在図書館のみ開放
  • 台南市原住民会館
  • 統一企業
  • 大成長城企業
  • 永康工業区 / 永康科技工業区
  • 陸軍砲兵飛弾学校
  • 台南科技大学 — 台南女子学院が前身
  • 国立台南大学附属中学
  • 台南市立永康国民中学
  • 台南市永康区永康国民小学
  • 台南市永康区三村国民小学
  • 台南市永康区龍潭国民小学
  • 中山高速公路永康インターチェンジ
  • 台1線
  • 三老爺宮:鄭成功
  • 鄭成功墓園紀念碑
  • 全聯福利中心 永康中山店(スーパーマーケット)

隣の駅

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台湾鉄路管理局
縦貫線南段
新市駅 - (永康工業区駅)- 永康駅 - 大橋駅

脚注

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  1. ^ "車站基本資料集". 台湾鉄路管理局. 2021年6月27日. 2022年4月13日閲覧
  2. ^ 台湾鉄路管理局. "車站基本資料集". 2018年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月25日閲覧
  3. ^ a b (繁体字中国語)王志弘 (2010年9月7日). "瘋9999 「永保安康」10萬張票搶光". 台灣蘋果日報. 2019年12月18日閲覧
  4. ^ a b c d e f g h i (繁体字中国語)周俊霖、許永河 (2007年8月1日). 南瀛鐵道誌. 臺南縣政府文化局. ISBN 9789860096958
  5. ^ 台湾総督府 (1903年3月5日). "台湾総督府告示第20号". 官報. 1903年03月13日 (第5905号 ed.). 大蔵省印刷局. p. 307. 明治三十六年三月十日ヨリ臺南廳鳥松庄ニ鳥松庄停車場ヲ設置シ運輸營業ヲ開始ス 其ノ哩程左ノ通 国立国会図書館
  6. ^ "台鐵金雞母!永保安康5萬套100年車票搶光". 中国時報. Youtube. 2010年12月31日. 2019年12月18日閲覧
  7. ^ "永保安康.追分成功 車票熱賣". 民視. 2011年10月10日. 2019年12月18日閲覧
  8. ^ 臺灣鐵路業務統計要覽 民國35年度. 臺灣省行政長官公署交通處鐵路管理委員會 (Report). 國家圖書館 臺灣記憶. 1947年5月. p. 28.
  9. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1976年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 中華民國64年 臺灣鐵路統計年報 (Report). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 44–59.
  10. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1977年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國65年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 26–41.
  11. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1978年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國66年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 46–61.
  12. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1981年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國69年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 70–87.
  13. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1982年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國70年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 68–81.
  14. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1983年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國71年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 62–75.
  15. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1984年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國72年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 64–75.
  16. ^ a b (繁体字中国語)臺灣鐵路管理局 (2009年7月). "臺南市區鐵路地下化計畫綜合規劃報告(核定本)" (PDF). 交通部鉄路改建工程局. p. (3-4). 2019年5月5日閲覧 財團法人九二一震災重建基金會
  17. ^ "99年報 各站客貨運起訖量" (PDF). 2011年12月29日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年6月4日閲覧 臺灣鐵路管理局
  18. ^ "100年報 各站客貨運起訖量" (PDF). 2012年6月16日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年6月4日閲覧 臺灣鐵路管理局
  19. ^ "101年報 各站客貨運起訖量" (PDF). 2013年6月2日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年6月4日閲覧 臺灣鐵路管理局
  20. ^ "102年報 各站客貨運起訖量" (PDF). 2014年5月14日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年6月4日閲覧 臺灣鐵路管理局
  21. ^ "103年報 各站客貨運起訖量" (PDF). 2015年9月24日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年6月4日閲覧 臺灣鐵路管理局
  22. ^ "104年報 各站客貨運起訖量" (PDF). 2016年7月5日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年6月4日閲覧 臺灣鐵路管理局
  23. ^ "105年報 各站客貨運起訖量" (PDF). 2017年8月19日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年6月4日閲覧 臺灣鐵路管理局
  24. ^ "106年報各站客貨運起訖量 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路管理局. 2019年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月5日閲覧
  25. ^ "107年報各站客貨運起訖量 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路管理局. 2019年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月25日閲覧
  26. ^ "108年報 各站客貨運起訖量 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路管理局. 2020年5月13日閲覧
  27. ^ "營運 Business and Transportation 各站客貨運起訖量 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國109年 ed.). 臺灣鐵路管理局. 2021年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月21日閲覧
  28. ^ "表11 各站客貨運起訖量". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國110年 ed.). 交通部臺灣鐵路管理局. 2022年4月. 2022年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。

外部リンク

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映像外部リンク
呉宗憲の公式PV
吳宗憲 Jacky Wu《永保安康》官方中文字幕版 MV - YouTube 台灣索尼音樂 Sony Music Taiwan (2017年8月4日)
  • 永康駅 台湾鉄路管理局 (繁体字中国語)(日本語)(英語)
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