沙木とも子
沙木 とも子 (さき ともこ) | |
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誕生 | 1959年 京都府 |
職業 | 小説家 ホラー作家 インテリアデコレーター |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 関西学院大学文学部西洋史学科卒業 |
活動期間 | 2014年 - |
ジャンル | ホラー小説 |
主な受賞歴 | 第8回『幽』怪談文学賞短編部門大賞 |
デビュー作 | 『そこはかさん』(2014年) |
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沙木 とも子(さき ともこ、1959年 - )は、日本の小説家、ホラー作家。インテリアデコレーター[1]。
経歴
[編集]1959年、京都府生まれ。神戸市在住(2014年5月現在)。関西学院大学文学部西洋史学科卒業。およそ20年の間、不動産会社や百貨店、デザイン事務所で、インテリアに関連した業務に携わる[2]。
2012年、「本家の欄間」が、第7回ビーケーワン怪談大賞優秀賞を受賞する(同時受賞は仲町六絵「水晶橋ビルヂング」。大賞は、岩里藁人「美醜記」。選考委員は、加門七海、福澤徹三、東雅夫)[3]。同年、長編小説「壺中遊魚(こちゅうにあそぶさかな)」が、第6回『幽』怪談文学賞(『幽』『ダ・ヴィンチ』共催)長編部門の佳作に入選する(内藤了「奇譚百話綴り」が同時入選。大賞は該当作なし。選考委員は、岩井志麻子、京極夏彦、高橋葉介、南條竹則、東雅夫)[4]。
2013年、短編小説「そこはかさん」が、第8回『幽』怪談文学賞短編部門の大賞を受賞する(長編部門の大賞は、石川緑「天竺」が受賞)[5][6]。2014年5月、短編小説「そこはかさん」と、書き下ろし作品「夏の家」「レディ・Dの手箱」の計3編を収録した単行本『そこはかさん』が刊行され、小説家デビュー[2]。
人物
[編集]趣味は、読書、古い建物や修道院を訪ねること。好きな作家として、倉橋由美子、野溝七生子、マルグリット・ユルスナール、スティーヴン・ミルハウザーを挙げている。小学生の頃から、物語を書く人になりたいという思いが漠然とあった。中学生から大学生の頃までは、漫画家になることを目指していた。建築、美術、文学など、いろいろなことが学べるという理由で、進学先として西洋史学科を選択した。大学卒業後、創作とは縁のない仕事に就いていたが、40歳半ばにして突如、創作欲が沸き、書き上げた作品をいろいろな賞に応募するようになる[7]。
著作
[編集]単著
[編集]- そこはかさん(2014年5月 KADOKAWAメディアファクトリー 幽ブックス)
- 【収録作品】そこはかさん(『幽』vol.20) / 夏の家(書き下ろし) / レディ・Dの手箱(書き下ろし)
アンソロジー
[編集]「」内が収録されている沙木とも子の作品
- てのひら怪談2 ビーケーワン怪談大賞傑作選(2007年12月 ポプラ社)「移り香」
- 【改題】てのひら怪談 己丑 ビーケーワン怪談大賞傑作選(2009年6月 ポプラ文庫)「移り香」
- てのひら怪談 百怪繚乱篇 ビーケーワン怪談大賞傑作選(2008年6月 ポプラ社)「失くしもの」
- リトル・リトル・クトゥルー 史上最小の神話小説集(2009年1月 学習研究社)「みどりご」
- てのひら怪談 庚寅 ビーケーワン怪談大賞傑作選(2010年6月 ポプラ文庫)「本家の欄間」
- てのひら怪談 癸巳(2013年12月 MF文庫ダ・ヴィンチ)「幽霊の臨終」
- きっと、夢にみる(2015年4月 角川文庫)
インタビュー
[編集]- 幽・怪談通信 第8回『幽』怪談文学賞受賞者インタビュー(『ダ・ヴィンチ』2014年6月号)
エッセイ
[編集]- わたしの逃避術(『小説すばる』2014年9月号)
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 怪談専門誌『幽』(vol.21)26ページ
- ^ a b そこはかさん - メディアファクトリー
- ^ 第7回ビーケーワン怪談大賞選考会
- ^ 『幽』怪談文学賞短編部門 大賞が決定!
- ^ 発表!! 第8回『幽』怪談文学賞 第5回『幽』
- ^ 『幽』怪談文学賞 第5回『幽』 - ダ・ヴィンチニュース
- ^ 第9回 日本ラブストーリー大賞 - 公募ガイド