法王庁の避妊法
『法王庁の避妊法』(ほうおうちょうのひにんほう)は、篠田達明作の小説。1986年、『別冊文藝春秋』第177号に掲載され、1991年、文藝春秋より単行本が刊行された[1]。月経周期に関する「荻野学説」を荻野久作が発見する過程を巡って繰り広げられる荻野とその周囲の人々の物語が、実話をもとに描かれている。いわゆる「オギノ式」は、ローマ法王庁が初めて認めた避妊法であるところからこのタイトルがつけられている。
1989年にテレビドラマ化。また、1994年に飯島早苗・鈴木裕美によって戯曲化され、自転車キンクリートによって上演されたのちは、名戯曲として数々の劇団で上演が繰り返されている。
戯曲の上演履歴
[編集]- 1994年 - 2001年
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- 自転車キンクリートSTORE(1994年12月10日 - 19日、全労済ホールスペース・ゼロ)[2]
- 演劇ワークショッププロデュース公演(1999年2月20日・21日、アステールプラザ中ホール)[3]
- 爆裂幻獣(1999年9月23日 - 26日、ウイングフィールド)[4]
- 劇団朋友(2001年11月27日 - 12月2日、劇団朋友アトリエ)
- 2002年
- 2003年
- 2004年
- 2005年
- 2006年
- 2007年 -
- 2010年
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- 湘南アクターズワンコインシアター(10月29日 - 31日、アトリエ湘南)[13]
- 2011年
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- 湘南アクターズワンコインシアター(1月29日 - 30日、アトリエ湘南)[14]
- 兵庫県立ピッコロ劇団 オフシアターVol.24(4月15日 - 17日、ピッコロシアター中劇場)[15]
- 2024年
テレビドラマ版
[編集]1989年4月26日、日本テレビ系列の2時間ドラマ枠「水曜グランドロマン」にて放映された[18]。
キャスト
[編集]書籍
[編集]- 篠田達明『法王庁の避妊法』文藝春秋、1991年5月。ISBN 4-16-312520-5。
戯曲
[編集]- 飯島早苗、鈴木裕美『法王庁の避妊法 : 戯曲』論創社、1996年12月。ISBN 4-8460-0125-3。
- 飯島早苗、鈴木裕美『法王庁の避妊法 : 戯曲 増補新版』論創社、2007年5月。ISBN 978-4-8460-0627-3。
脚注
[編集]注釈
[編集]キャスト
[編集]出典
[編集]- ^ “法王庁の避妊法”. 文藝春秋BOOKS. 2025年2月26日閲覧。
- ^ 「自転車キンクリーツプロデュース 法王庁の避妊法 飯島早苗」『演劇ぶっく』1995年4月号、演劇ぶっく社、44–45頁。雑誌記事索引:000000105121。
- ^ 「演劇ワークショップ事業の実績(平成8年度 - 平成14年度)」広島市文化財団、2003年3月31日。2024年12月14日閲覧。
- ^ 「法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧。
- ^ 「法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧。
- ^ 「法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧。
- ^ 「法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧。
- ^ 川口有紀「法王庁の避妊法 勝村政信」『演劇ぶっく』2004年4月号、演劇ぶっく社、40-41頁。雑誌記事索引:000000105121。
- ^ 「法王庁の避妊法」『JDTA』演劇博物館。2024年12月14日閲覧。
- ^ 「法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧。
- ^ 「法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧。
- ^ 「過去の公演」劇団ハイリンド。2024年12月14日閲覧。
- ^ “39 マンスリーシアターVol.14『法王庁の避妊法』~完全版~2010.10”. 湘南テアトロデラルテ. 2025年2月27日閲覧。
- ^ “42 マンスリーシアターVol.17『法王庁の避妊法』~完全版~2011.1”. 湘南テアトロデラルテ. 2025年2月27日閲覧。
- ^ “ピッコロ劇団 オフシアターVol.24「法王庁の避妊法」公演間近!!”. ピッコロ便り (2011年4月12日). 2025年2月27日閲覧。
- ^ “ちょっこりひょうきん島 第3回公演「法王庁の避妊法」”. ステージナタリー (2024年4月29日). 2025年2月27日閲覧。
- ^ 「“オギノ式”を生み出した産婦人科医の物語、ロデオ★座★ヘヴン『法王庁の避妊法』開幕」ナターシャ、2024年9月12日。2024年12月14日閲覧。
- ^ 「法王庁の避妊法」『テレビドラマデータベース』。2024年12月14日閲覧。