流川堂枝風
流川堂 枝風(りゅうせんどう しふう、生没年不詳) とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
[編集]出自・経歴は一切不明。出光美術館所蔵の「立姿美人図」(紙本着色)に「流川堂枝風毫」という落款があることから、この絵の作者とされている。「流川堂枝風」の作はこれしか知られておらず、その名と画風から、東川堂里風とは関わりがあるともいわれているが定かではない。この「立姿美人図」は享保ごろの作とされ、その着衣の模様は巧みで絶賛すべきと『肉筆浮世絵集成』では評している。
参考文献
[編集]- 金子孚水監修 『肉筆浮世絵集成 Ⅱ』 毎日新聞社、1977年 ※256頁
- 出光美術館編 『出光美術館蔵品図録 肉筆浮世絵』 平凡社、1988年 ※248頁