渡部芳紀
渡部芳紀(わたべ よしのり、1940年9月12日[1]- )は、日本文学研究者、中央大学名誉教授。宮沢賢治、太宰治、石川啄木など日本近代文学を専門とする[2]。2020年瑞宝中綬章受章。
経歴
[編集]東京生まれ。東京大学文学部卒業、1971年同大学院人文科学研究科博士課程満期退学。1967年武蔵高等学校教諭、1971年立正大学教養部専任講師、1975年助教授、1976年中央大学文学部助教授、1984年教授。1986年日本近代文学会評議員。2011年定年退任、名誉教授。退任後は岩手県下閉伊郡山田町に移住した。2020年春、瑞宝中綬章受章[3]。
著書
[編集]- 『太宰治心の王者』洋々社、1984
- 『宮沢賢治名作の旅』至文堂、1992 「国文学解釈と鑑賞」別冊
- 『探訪太宰治の世界』ゼスト出版事業部、1998 探訪シリーズ
- 『太宰治』日本放送出版協会、2006 NHKシリーズ. NHKカルチャーアワー. 文学探訪
共編
[編集]- 『太宰治 作品論』東郷克美共編 双文社出版、1974
- 『太宰治大事典』志村有弘共編 勉誠出版、2005
- 『芹沢光治良 世界に発信する福音としての文学』野乃宮紀子共編 至文堂、2006 「国文学解釈と鑑賞」別冊
- 『「文学」の地図帳 ビジュアルで味わう!名場面や作家の足跡!』監修 イーメディア編 技術評論社、2006 ISBN 9784774128955
- 『一冊で名作がわかる太宰治』監修 小石川文学研究会編 ロングセラーズ、2007
- 『宮沢賢治大事典』勉誠出版、2007
脚注
[編集]- ^ 『著作権台帳』
- ^ 株式会社ローソンエンタテインメント. “渡部芳紀|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2021年9月23日閲覧。
- ^ 令和2年春の叙勲受章者名簿
- ^ “5ヶ月の再中断の後に”. 近藤典彦「石川啄木伝」. 2021年9月23日閲覧。
参考
[編集]- 渡部芳紀教授 年譜・業績『紀要. 言語・文学・文化』2011-03
外部リンク
[編集]- 中央大学文学部文学科国文学専攻 渡部芳紀研究室 - ウェイバックマシン(2008年9月14日アーカイブ分)