湖面橋
湖面橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 富山県黒部市音澤 - 富山県黒部市宇奈月温泉 |
交差物件 | 黒部川(うなづき湖) |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 黒部市道うなづき湖線 |
管理者 | 黒部市 |
施工者 | 石川島播磨重工業、川田工業 |
開通 | 1990年(平成2年)8月24日[1] |
座標 | 北緯36度48分28.8秒 東経137度35分30.1秒 / 北緯36.808000度 東経137.591694度座標: 北緯36度48分28.8秒 東経137度35分30.1秒 / 北緯36.808000度 東経137.591694度 |
構造諸元 | |
形式 | バスケットハンドル型ニールセンローゼ橋 |
設計活荷重 | TL-20 |
材料 | 鋼 |
全長 | 185.000 m |
幅 | 9.000 m |
最大支間長 | 183.400 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
湖面橋(こめんきょう)は、富山県黒部市の黒部川にある宇奈月ダムの人造湖、うなづき湖に架かる橋梁である。
宇奈月ダムの工事用道路として建設され[2]、ダム完成後は一般道として供用されている。橋は赤色に塗装されている。
概要
[編集]諸元
[編集]- 左岸 - 富山県黒部市宇奈月温泉
- 右岸 - 富山県黒部市宇奈月町音澤
- 橋格 - 1等橋 (TL-20)[3][4]
- 形式 - 鋼バスケットハンドル型ニールセンローゼ橋[3][4]
- 橋長 - 185 m[3][4]
- アーチライズ - 28.000 m[3][4]
- 幅員[3][4]
- 総幅員 - 9.000 m
- 有効幅員 - 8.000 m
- 車道 - 6.500 m
- 歩道 - 片側1.500 m
- 床版 - 鉄筋コンクリート[3][4]
- 鋼量 - 1293.4 t[4]
- 施工 - 石川島播磨重工業[注釈 1]、川田工業[5]
- 架設工法 - ケーブルクレーンによるケーブルエレクション斜吊り工法[3][4]
- 事業者 - 建設省北陸地方建設局[注釈 2][6]
- アーチ部分完成 - 1989年(平成元年)9月21日[7]
- 開通 - 1990年(平成2年)8月24日[1]
補足
[編集]架設地点はV字峡谷のため、ケーブルクレーンによるケーブルエレクション斜吊工法を採用。左右岸とも橋台とトンネルが接近しているため、十分なヤードが確保出来ず、ウインチ等の仮設機械を左岸にまとめ、桁はケーブルクレーン(25 t吊4系統)で河岸から吊り上げた[8]。
周辺
[編集]- 宇奈月ダム
- うなづき湖
- 尾の沼体験交流施設 とちの湯
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『北日本新聞』1990年8月25日付朝刊24面『ダム工事道路が開通 湖面橋も完成 観光面で期待大 宇奈月』より。
- ^ 湖面橋(ニールセンローゼ橋)の架設(川田工業、2022年5月8日閲覧)
- ^ a b c d e f g h 日本橋梁建設協会 1992, p. 13.
- ^ a b c d e f g h i 川田工業 1991, p. 225.
- ^ 日本橋梁建設協会 1992, p. 203.
- ^ 日本橋梁建設協会 1992, p. 202.
- ^ 『北日本新聞』1989年9月23日付朝刊29面『アーチ部分がつながる 宇奈月ダムの湖面橋』より。
- ^ 『宇奈月ダム工事誌』(2002年3月、国土交通省北陸地方整備局黒部工事事務所発行)234頁。
参考文献
[編集]- 川田工業「湖面橋(ニールセンローゼ橋)の架設」(PDF)『川田技報』第10巻、川田工業、1991年1月、225頁。
- 日本橋梁建設協会『橋梁年鑑 平成4年度版(平成2年度完工)』(PDF)日本橋梁建設協会、1992年9月28日、12, 13, 202, 203頁 。