牢獄の花嫁
『牢獄の花嫁』(ろうごくのはなよめ)は、1955年8月29日に公開された日本映画。製作は東映京都撮影所。配給は東映。モノクロ、スタンダード。上映時間は94分。
1977年に、市川崑監督が山口百恵、三浦友和、三船敏郎出演でリメイクを予定していたが、企画中止となった。
スタッフ
[編集]キャスト
[編集]- 羅門塔十郎、塙江漢:市川右太衛門
- 塙郁次郎:伏見扇太郎
- 富武花世:田代百合子
- 月江:長谷川裕見子
- 玉枝:喜多川千鶴
- 東儀三郎兵衛:原健策
- 榊原主計頭:市川小太夫
- 戸田大和守:小沢栄太郎
- 加山燿蔵:加賀邦男
- つぎ:松浦築枝
- 岩松:吉田義夫
- 新七:百々木直
- 千早龍山公:明石潮
- 田川内膳:薄田研二
- 川瀬伝八郎:夏川大二郎
- 平木三左衛門:尾上華丈
- そば屋の女房:泉春子
テレビドラマ
[編集]1968年版
[編集]TBSテレビで製作され、1968年9月25日、20:00~20:56に放送された。
あらすじ
[編集]長崎留学から江戸へ帰る途中で、罠にかけられ殺人の濡れ衣で捕らえられた郁次郎。父である隠居した元南町与力・塙江漢は、奉行に直訴して郁次郎の処刑を三日間延期させ、その間に郁次郎の無実を晴らすべく動き出す。一方、郁次郎の許嫁・花世は自らの出生に絡む陰謀に知らずに巻き込まれていた…
スタッフ
[編集]キャスト
[編集]- 塙江漢 - 岡田英次
- 花世、玉枝 - 磯村みどり
- 塙郁次郎 - 佐々木功
- 加山耀蔵 - 和崎俊也
- 松平竜山 - 村上冬樹
- 東儀三郎兵ヱ - 館敬介
- 波越八弥 - 井上博一
- 岩松 - 堀田真三
- 加代 - 渡辺よし美
- 榊原主計頭 - 天田俊明
- 羅門塔十郎 - 御木本伸介
- ナレーター - 小林昭二
1981年版
[編集]『時代劇スペシャル』の1篇として製作された。丹波哲郎と丹波義隆が親子役を演じている。
あらすじ
[編集]元江戸町奉行所与力で隠居した塙江漢は、長崎に留学中の息子・郁次郎の帰りを息子の許嫁・花世と共に待ちわびていた。 そんな時、女の薬指が切られ殺される事件が発生。長崎から江戸に帰る途中の郁次郎は疑いをかけられ逃亡し、花世にかくまわれる。奉行所の与力・東儀三郎兵衛と配下の二人は、大阪町奉行所与力・羅門塔十郎の協力を得て郁次郎を追い詰める。郁次郎は発見され、再び逃亡するが遂に捕らえられる。江漢は、息子の無実を信じ、老中から五十日の死刑執行猶予を貰い、花世と共に行動を開始する。
スタッフ
[編集]キャスト
[編集]- 塙江漢 - 丹波哲郎
- 花世、玉枝(二役)- 坂口良子
- 大村主水 - 原田大二郎
- 榊原主計守[注釈 1] - 内藤武敏
- 東儀三郎兵衛 - 小林昭二
- 富武五百之進 - 垂水悟郎
- 塙郁次郎 - 丹波義隆
- 加山耀三 - 矢吹二朗
- 波越八弥 - 宮内洋
- 岩松 - 阿藤海
- おしん - 野際陽子
- 小笠原左近 - 神山繁
- 羅門塔十郎 - 地井武男
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ クレジットのまま。正しくは「主計頭」