猫草
猫草(ねこぐさ・ねこくさ)とは、ネコが好んで食す草の総称である。
概要
[編集]猫はイネ科の背の低い草を好む。猫草として販売される物の多くは燕麦であることが多い。また、エノコログサ等でも代用が可能である[1]。ペットショップやホームセンターなどで発芽済みで発売されているほか、種や栽培キットなども販売されている。
猫によって好みがあり、食べない猫もいる。なお、食べないからといって健康を害する事は特にない。また、道端の草や観葉植物の中には、人間には無害でも猫にとっては有毒な物もある[1][2]。
英語圏では、カモガヤなどがそのままCat Grass、もしくはCat Oat Grass(燕麦の若葉)、Cat Wheat Grass(小麦の若葉)などの商品名で販売されている[3]。
なぜ猫草を食すのか?
[編集]肉食である猫が、なぜ猫草を食すのかは解明されてはいない[4]。一般的な説として、下記のようなものがある。
健康リスク
[編集]猫草には下記のようなリスクがあるので、注意が必要である[5]
- 成長した草の場合は、内臓を傷つける可能性がある。
- 若い猫や老猫・病気を持っている猫など、消化器が整っていない猫の場合は消化不良を起こす可能性がある。
- 食べ過ぎて嘔吐する可能性もある。
- 道に生えてる草も衛生面や猫にとって毒で良くない場合がある。
- ネコ草の近くに観葉植物を置いておくと、誤食してしまう可能性がある。
脚注
[編集]- ^ a b 日清ペットフード「猫草」『愛猫のハッピーLife百科』、日清ペットフード、2010年8月28日閲覧。
- ^ 猫にとって危険な植物
- ^ wiki_answers 猫草って何?(英語)
- ^ 猫が猫草を食べる理由は未だ解明されていない
- ^ “実は猫が草を食べる理由は不明 4つの有力説と草を与えるときの注意点は?(石井万寿美) - 個人”. Yahoo!ニュース. 2022年10月3日閲覧。