甕依姫
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甕依姫(みかよりひめ、生没年不詳)は、『筑後国風土記』逸文にみえる古代日本の巫女。
概要
[編集]筑後国風土記 昔 此堺上 有鹿猛神 往来之人 半生半死 其数極多 因曰人命尽神 干時 筑紫君肥君等占之 令筑紫君等之祖甕依姫 為祝祭之 自爾以降 行路之人 不被神害 是以曰筑紫神
- 昔、こ(筑前・筑後)の国境に荒ぶる神がいて、通行人の半分は生き半分は死んでいた。その数は極めて多かった。そこで「人の命尽の神」(ひとのいのちつくしのかみ)と言った。筑紫君、肥君らの占いによって、筑紫君等の先祖である甕依姫を祭司としてまつらせたところ、これより以降は通行人に神の被害がなくなったという。これを持って「筑紫神」と言う。
諸説
[編集]甕依姫について、九州王朝説を唱えた古田武彦は『魏志倭人伝』にいうとこの卑弥呼のことであるとしている。