田原邦男
たはら くにお 田原 邦男 | |
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第89回東京優駿(日本ダービー)パドック (2022年5月29日) | |
生誕 | 1967年10月27日(57歳)[1] 日本 神奈川県川崎市[2] |
出身校 | 慶應義塾大学経済学部[2] |
職業 | 実業家、馬主 |
田原 邦男(たはら くにお、1967年10月27日[1] - )は、日本の実業家、株のディーラー[3]・トレーダー[4]、馬主。
経歴
[編集]慶應義塾大学経済学部を卒業[2]し、1991年にゴールドマン・サックスへ入社し、2002年にマネージング・ディレクター就任[4]。2008年にはリーマン・ブラザーズ証券株式会社へ入社するが、リーマン・ショックにより一時的に無職となる[3]。その後、同年バークレイズ証券株式会社を経て、2015年にゆうちょ銀行市場部門常務執行役員、2019年4月1日から2020年6月16日まで同行執行役副社長を務めた[5][6]。
馬主活動
[編集]日本中央競馬会(JRA)に登録する馬主としても知られる。勝負服の柄は水色、黒襷、袖黒二本輪、冠名は特に用いない。
母の実家が中山競馬場の近く[1][2]で、小学生の頃に高崎競馬場のあった群馬県高崎市に引っ越した[2]こともあり、幼い頃から競馬に縁があったという。高校時代の国語教師が競馬ファンだったこと[2]や、大学生になった頃にオグリキャップを中心としたブームが訪れたこと[1]で、自身も競馬に関心を持つ[2]。成人後は馬券を購入するようになったものの、多忙から一10年ほど競馬から離れた[2]。しかし2000年に、ドラマ『やまとなでしこ』で馬主バッジを付けた人物が主人公に好かれていたシーンを見て、馬主となることを志した[1][2]。そして、初めに一口馬主となり、馬主としても競馬を楽しめることを確認してから個人馬主資格の取得に至った[2]。
来歴
[編集]- 2002年 - 馬主資格取得[2]。
- 2003年 - アルキバ特別(旭川)をアイオリアが制し、初勝利。
- 2008年 - ブラックエンブレムがフラワーカップを制し、重賞競走初制覇。その後同馬は秋華賞も制し、GI級競走も初制覇[3]。
主な所有馬
[編集]GI級競走優勝馬
[編集]重賞競走優勝馬
[編集]その他の所有馬
[編集]- ストラスアイラ(2004年芙蓉ステークス)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “【皐月賞】オーナー田原邦男氏 “オニャンコポン”で大一番 購入時「最後にしようと」”. netkeiba (2022年4月12日). 2023年2月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “【第4回】田原邦男(たはら くにお)さん”. JBIS Search (2011年5月13日). 2023年2月15日閲覧。
- ^ a b c “愛馬が無職オーナーの窮地救う/秋華賞”. 日刊スポーツ (2008年10月20日). 2008年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月15日閲覧。
- ^ a b “活きたビジネス情報の掴み方--「情報巧者」になる4カ条”. 日経BP (2003年7月2日). 2014年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月15日閲覧。
- ^ “有価証券報告書 株式会社ゆうちょ銀行 第13期(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)” (PDF). ゆうちょ銀行. p. 66 (2019年6月20日). 2020年9月18日閲覧。
- ^ “役員異動のお知らせ” (PDF). ゆうちょ銀行 (2020年6月16日). 2020年9月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- 日本中央競馬会 個人馬主のブログ - ウェイバックマシン(2007年11月9日アーカイブ分) - 本人のブログ
- 日本中央競馬会 零細個人馬主(愛馬オニャンコポン) (@OjisanMinatoku) - X(旧Twitter)