石黒耀

石黒 耀(いしぐろ あきら、1954年 - )は、日本小説家内科医。ペンネームは黒曜石からとったものである。

プロフィール

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広島県生まれで小・中・高と兵庫県で育つ。少年時代から火山に魅了される。

宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)卒。現在は大阪府で内科勤務医をしている。

名刺には「夢想家」と記載してありかなりロマンチストな面がうかがえるが、日本地震学会の「子ども地震火山サマースクール」にボランティアで参加するなど情熱的な側面もある。

著書

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霧島噴火を扱った処女作。メフィスト賞受賞、日本地質学会表彰、宮沢賢治賞奨励賞(2005年)[1]
  • 震災列島 2004年10月、講談社。2010年1月、講談社文庫。
東海地震を題材とした災害小説。日本地質学会表彰。吉川英治文学新人賞候補。
  • 昼は雲の柱 2006年11月、講談社。2011年5月、講談社文庫(『富士覚醒』と改題)。
富士山噴火を題材。
  • 樹の上の忠臣蔵 2007年12月、講談社。2011年12月、講談社文庫(『忠臣蔵異聞 家老大野九郎兵衛の長い仇討ち』と改題)。

漫画化

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  • 『死都日本』は2008年に、石黒の監修の元で『カグツチ』のタイトルで漫画化された(詳細は当該項目を参照)。
  • 『昼は雲の柱』も同じく2008年に『SECTOR COLLAPSE -富士山崩壊-』(作画:光原伸、監修:小山真人集英社)のタイトルで漫画化されている。
  • 『震災列島』の漫画版は2005年に講談社の『週刊現代』にて連載されたが、単行本化はされていない。

脚注

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  1. ^ 宮沢賢治学会イーハトーブセンター第15回(2005年)宮沢賢治賞奨励賞

関連項目

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