神坂智子
神坂智子 | |
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生誕 | 12月12日 - 日本 岡山県久米郡中央町(現・美咲町) |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1973年 - |
ジャンル | 少女漫画 |
代表作 | 『シルクロード・シリーズ』 |
神坂 智子(こうさか ともこ、12月12日 - )は、日本の漫画家。岡山県久米郡中央町(現・美咲町)出身。
1973年、「リ・リンド・リン」(小学館『週刊少女コミック』)でデビュー。代表作に“シルクロード・シリーズ”、「T.E.ロレンス」、「蒼のマハラジャ」、「カラモランの大空」など。
緻密な歴史・時代考証に基づきながら自在な世界観を繰り広げる作風をもつ。シリアスな作品が主体だが、きっちりした設定の中でもコメディを織り交ぜてみせる。2011年現在、小学館『月刊flowers』にて不定期・読み切り掲載を執筆している。
漫画同人グループ「作画グループ」の会員で、会員誌に作品を発表したこともある。
作品リスト
[編集]- 夢みるセブンティーン -神坂智子傑作集-(1976年)白泉社 - 作者の初単行本。短編集。
- 銀杏のペンダント(1976年)白泉社 - 浅野杏子を主人公にした短編、杏子シリーズ。
- 銀杏の枝から見える空(1976年)
- 透さんへ…(1976年)
- きょうは雨(1976年)
- 銀杏のペンダント(1976年)
- あかね雲(1976年)
- 金色ブーケ(1976年)
- 琴は初恋 -神坂智子傑作集-(1977年)白泉社 - 短編集。
- 琴は初恋(1975年)
- たそがれ時の風の色(1975年)
- 二度目の手紙(1977年)
- 金魚(きんとと)(1976年)
- スイートチョコ(1976年)- 杏子シリーズ。
- 銀杏は金色銀の音(1976年)- 杏子シリーズ。
- パンと懐剣(1977年 - 1979年 全6巻)白泉社
- でぶっちょアンソニー (1980年)新書館
- でぶっちょアンソニー(1976年 - 1979年)
- 寝一郎物語 (1977年)
- めざめればチャボ!(1977年)
- 風の輪・時の和・砂の環(1984年)新書館)
- 如月坂の幽霊屋敷(1985年)白泉社
- 如月坂の幽霊屋敷 (1984年)
- 真知子in恋 (1984年)
- 春! 如月坂 (1985年)
- 如月姐さん その後… (1985年)- 単行本描き下ろし。
- T・E・ロレンス(1985年 - 1988年)
- カレーズ(1986年)
- 緑の森の物語(1990年)角川書店
- 蒼のマハラジャ(1990年 - 1993年、全10巻)角川書店、→(2007年、文庫版全5巻)ホーム社
- 風を走る少年(1991年)角川書店
- エジプシャン・バクシーシ(初版1991年)
- 夢はるか楼蘭王国(初版1993年)
- 白のチューリップ(1994年)角川書店
- カラモランの大空(1999年 - 2001年)
- べんがら格子の家(2000年 - 2002年、全3巻)小学館
- 智子流 ちょっと危ない世界旅(初版2001年)潮出版社
- 花ばなの歌声(2002年 - 2003年、全2巻)小学館、
- 天竺夜話(2004年 - 2005年、全3巻)小学館
- 時代浪漫傑作選 猫のみた夢(2005年 - 2006年)小学館
シルクロード・シリーズ
[編集]→詳細は「シルクロード・シリーズ (漫画)」を参照
- 白泉社・花とゆめコミックスレーベル(全11巻)
- 角川書店・ASUKAコミックスDX・完全版として再編集・刊行(全6巻)
小春びよりシリーズ
[編集]明治末期を舞台に機屋の娘、小春(こはる)と医師を目指す矢矧 環(やはぎ たまき)との駆け落ち物語。貧乏と苦学の末に二人は夫婦となり、環は帝大からドイツ留学を果たす。
『花とゆめ』から『ASUKA』へ掲載誌を移し、大正時代の麻布を舞台に開業医となった矢矧一家の生活を描く、続編『春・夏・秋・冬』からは小春の娘である小夏、小秋、小冬(こなつ、こあき、こふゆ)の三つ子姉妹が主に活躍する。
- 小春びより(1982年 - 1985年、全4巻) 白泉社
- 小春びより 1(1982年)
- 小春びより<其の一> (1982年)
- かぼちゃびより (1982年)
- 小春びより<其の二> (1982年)
- 小春びより 2 (1983年)
- 小春びより<其の三> (1983年)
- 小春びより<其の四> (1983年)
- 小春びより 3 (1984年)
- ドイツびより<其の一> (1984年)
- ドイツびより<其の二> (1984年)
- 小春びより 4 (1985年)
- ドイツびより<其の二> (1984年)
- お便りびより (1985年)
- お花びより (1983年)
- 曼珠沙華 (1983年)- 小春びよりシリーズではない短編。
- 小春びより 1(1982年)
- 春・夏・秋・冬(1987年、全2巻)角川書店
- 娘びより(1988年)角川書店
- ぽてとびより(1990年)角川書店
初期作品(1980年以前)
[編集]特記なきものは『花とゆめ』(白泉社)に掲載された。現在入手困難。
- リ・リン・ド・リン(1973年)『週刊少女コミック』掲載
- かわいいメイ(1973年)『少女コミック』増刊『ちゃお』掲載
- カボとカポ(1974年)
- よわむしメレル(1974年)
- 君のために(1974年)
- やがて春が(1975年)
- 偉大なまんが家の半生(1976年)
- 晩夏(1976年)
- うちあけられたの(1977年)
- 里の夜話(1977年)
- 絵美子かぞえ唄(1977年)『別冊花とゆめ』掲載
- 学生心中(1977年)
- 金波銀波の海静か(1978年)
- REMEMBER りめんばあ(1979年)
- アホ先赤線ローカル線(1979年)
- 初恋まつり(1979年)
- 木霊の里(1980年)
- わたしピンクの女の子(1980年)
- 金の糸(1980年)
- 落葉おちば朱の糸(1980年)
- ふしぎの国の(1980年)
- 蓉姫狂乱(1980年)『ララ』掲載
- つっぱり娘がわあん!!(1980年)
白泉社花とゆめコミックス『風とビードロ』巻末「神坂智子 全作品リスト」による。
合作
[編集]作画グループでの合作作品。それぞれ担当キャラを記す。
- ダリウスの風(1977年)新書館 - 「神坂将軍」「ミセス・サイモン」を担当[1]。
- 銀河を継ぐ者(1981年)講談社 - 「ミルダ」「ラトス将軍」を担当。
- 怪盗スカイラーク (1981年)SG企画 - 「ヘルパーパタパタ」を担当。
- 怪盗スカイラーク 華麗な冒険(1982年)SG企画 - 「ヘルパーパタパタ」を担当。
- ベレヌスのロビン - 炎の伝説 -(1983年)少年画報社 - 「ルイ」「宿屋の女」を担当。第3章没版[2]では「ドワーフ王」を担当。
- ベレヌスのロビン - 炎の戦士- (1984年、全2巻)SG企画 - 「ハロルド」「ルイ」を担当。
脚注
[編集]- ^ 佐伯ちえこ名義。脚本も担当。
- ^ 『炎の伝説』は第3章の原稿が完成していたにもかかわらず、ヘルギとその仲間たちのエピソードを挿入するために全面改稿となり、30頁分全てを描き直している。なお、描き直し前の第3章没版は同人誌「GROUP」12号に掲載されている。