神戸海洋博物館
神戸海洋博物館 | |
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施設情報 | |
前身 | 神戸国際港湾博物館 |
専門分野 | 海事 |
事業主体 | 神戸市 |
管理運営 | 神戸港振興協会(開館~2019年度)→株式会社丹青社(2020年度~)(指定管理者)[1] |
開館 | 1987年4月30日(前日に竣工) |
所在地 | 〒650-0042 兵庫県神戸市中央区波止場町2-2 |
位置 | 北緯34度40分58秒 東経135度11分18秒 / 北緯34.68278度 東経135.18833度座標: 北緯34度40分58秒 東経135度11分18秒 / 北緯34.68278度 東経135.18833度 |
プロジェクト:GLAM |
神戸海洋博物館(こうべかいようはくぶつかん)は、兵庫県神戸市中央区波止場町のメリケンパークにある「海・船・港」をテーマとする海事関係の総合博物館。神戸港のシンボルの1つになっている。
概要
[編集]前身は1963年に神戸ポートタワー下層3階に開館した神戸国際港湾博物館(のちに下層4階を増築)[2]。海事博物館としては世界有数の規模であり[要出典]、1987年に、幕末の神戸港開港120年を記念して開館した。展示内容は、近代神戸港だけでなく、平清盛が修築した大輪田泊や福原京まで遡る[3]。大小200点以上の船舶模型が展示されている[4]。
波または帆船の帆をイメージさせる独特な外観の屋上構造物は白色のフレームでできており、夜間は青系の光でライトアップされる。
同館内では2006年より、川崎重工業が企業博物館「カワサキワールド」を展開している。新幹線0系電車の先頭車両(運転台や客席の体験可)やKV-107 II型ヘリコプター(JA9555 川崎重工業社用機「美濃」)(客席のみ体験可)の現物を展示。陸・海・空・環境などをテーマとしたクイズゲーム、「電車でGO!2高速編 3000番台」のゲーム、フライトシミュレーター、マリンスポーツシミュレーターなども設置されている。
なお、同館は車いすが必要な方や高齢者、ベビーカーとご一緒の利用者なども安心して利用できるようにスロープ・エレベーター・手摺りが設置されている。また館内のみの利用に限り、車いすの貸出し(2台まで無料)も行っている。ベビールーム・授乳室も完備[5]。2019(令和元年)10月から改修工事を行い2020(令和2年)2月5日に再度開館した[6]。
日本博物館協会会員館[7]、兵庫県博物館協会加盟館[8]。みなとの博物館ネットワーク・フォーラム正会員[9]。またのびのびパスポート[10]の対象施設になっている。
施設
[編集]- 1F
- 展示室A「現代から未来の神戸港」
- イベントスペース(鉄道模型走行会[11]などを実施)
- カワサキワールド
- 休憩室
- ミュージアムショップ
- 2F
主な屋外展示物
[編集]- 超電導電磁推進船 「ヤマト1」(実物):2016年11月撤去
- テクノスーパーライナー・全没型水中翼船 「疾風」(実物):2016年11月撤去
- トリガー装置(実物):三菱重工業神戸造船所で60年間使用
- コンテナ船「らいん丸」搭載蒸気タービンエンジン
- 自律型無人潜水機「マリンバード」
- 神戸港震災メモリアルパーク
- 「ヤマト1」
- 「疾風」
主な屋内展示物
[編集]実物
[編集]模型
[編集]- イギリス帆船 「ロドニー号」(1/8模型):1868年の神戸開港に際して祝砲を撃った軍艦[3]
- 遣唐使船
- 菱垣廻船
- 樽廻船
- 北前船
- 帆船「咸臨丸」
- 帆船「進徳丸」(初代)
- 貨客船「廣島丸」
- スループ「大和 (スループ)」
- 客船「カントン(CANTON)」(P&O)
- 貨客船「ボイスベン(BOISSEVAIN)」(オランダ)
- 客船「河内丸」(日本郵船)
- 客船「浅間丸」(日本郵船)
- 客船「吉林丸」(大阪商船)
- 客船「ぶらじる丸」(大阪商船)
- 客船「あるぜんちな丸」(大阪商船)
- 客船「さくら丸」(大阪商船三井)
- 客船「くれない丸」(大阪商船・関西汽船)
- 貨物船「あとらす丸」(大阪商船三井)
- コンテナ船「箱根丸」(日本郵船)
- RO-RO船「BARBER TOBA」(ワレニウス・ウィルヘルムセン)
- 自動車運搬船「わしんとんはいうぇい」(川崎汽船)
- タンカー「田川丸」(日本郵船)
- 貨客船「フェリーせと」(阪九フェリー)
- 貨客船「燕京 (フェリー)」(中国快航有限公司)
- タグボート「早竜丸」(早駒運輸)
- 客船「ふじ丸」(商船三井])
- 客船「飛鳥」(日本郵船)
- 客船「飛鳥II」(日本郵船)
- 客船「タイタニック」(ホワイト・スター・ライン)
- 客船「クイーン・エリザベス2」(キュナード・ライン)
- 客船「クイーン・メリー2」(キュナード・ライン)
- 戦艦「大和」(日本海軍)
- 戦艦「長門」(日本海軍)
- 航空母艦「瑞鶴」(日本海軍)
- 重巡洋艦「妙高」型(日本海軍)
- 潜水艦「おやしお (潜水艦・初代)」(海上自衛隊):戦後初の国産潜水艦
建物概要
[編集]- 竣工:1987年4月29日
- 設計:神戸市港湾整備局
- 延床面積:7,564m2 (屋外展示エリア面積を含まず)
交通アクセス
[編集]- JR神戸線(東海道本線)元町駅下車徒歩15分
- 阪神本線・神戸高速線元町駅下車徒歩15分
- 阪急神戸高速線 花隈駅下車徒歩10分
- 神戸市営地下鉄西神・山手線 県庁前駅下車徒歩12分
- 神戸市営地下鉄海岸線 みなと元町駅下車徒歩5分
開館時間・休館日・料金
[編集]開館時間は10:00~18:00(最終入館は17:30まで)。休館日は月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌平日休館)と年末・年始(12月29日~1月3日)。入館料金がカワサキワールドとセットで大人が900円、小人(小・中・高校生以下)が400円。幼児は保護者1名につき2名まで無料。同館と神戸ポートタワーの共通券の場合、大人が1,300円、小人(小・中・高校生以下)が550円[12]。
周辺の名所・文化施設
[編集]脚注・出典
[編集]- ^ 神戸海洋博物館、来春から民間運営へ。指定管理者に丹青社日本海事新聞2019年12月26日付
- ^ 一般財団法人 神戸観光局 港湾振興部 沿革(2023年9月27日閲覧)
- ^ a b 『日本経済新聞』朝刊別刷り NIKKEI日経プラス1【何でもランキング】船を知る 心は大海渡へ/3位 神戸海洋博物館。
- ^ “館内紹介”. 神戸海洋博物館 (2019年9月15日). 2017年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月16日閲覧。
- ^ “館内サービスガイド”. 神戸海洋博物館 (2019年9月15日). 2017年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月16日閲覧。
- ^ 神戸海洋博物館リニューアルオープンへ 「神戸とみなとのあゆみ」伝える
- ^ 神戸海洋博物館公益財団法人日本博物館協会
- ^ エリア別施設一覧-神戸兵庫県博物館協会
- ^ 会員紹介みなとの博物館ネットワーク・フォーラム
- ^ のびのびパスポート 神戸市内の対象施設神戸市
- ^ “「鉄道模型走行会(2019年9月14日・15日)」開催のお知らせ”. カワサキワールド (2019年7月9日). 2019年9月16日閲覧。
- ^ “開館時間・料金”. 神戸海洋博物館 (2019年9月15日). 2021年8月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 神戸海洋博物館 - 公式サイト
- みなとの博物館ネットワーク・フォーラム
- 神戸海洋博物館 - のりもの博物館
- 神戸海洋博物館 - インターネットミュージアム
- 神戸海洋博物館/カワサキワールド - artscape
- "神戸海洋博物館". TripAdvisor. 2020年3月5日閲覧。