福居ショウジン
ふくい しょうじん 福居 ショウジン | |||||
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生年月日 | 1961年 | ||||
出身地 | 日本・兵庫県明石市 | ||||
職業 | 映画監督 | ||||
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福居 ショウジン(ふくい しょうじん、1961年- )は、日本の映画監督。兵庫県明石市出身。
概要
[編集]東京工芸大学工学部画像工学科卒業。
大学在学中に『レインジャーごっこ』『血の惨劇'85』『メタル・デイズ』などの作品を制作。 卒業後、ノイズバンド「ホネ」のライブ活動を行いながら、『ゲロリスト』(PFF予選通過)や『キャタピラ』(伝説のバンド、LIBIDOの成田弥宇出演)などの作品を制作。インディーズバンドのライブ・ビデオを製作・演出、自主流通による販売を手がける一方で、塚本晋也監督作品『鉄男』に参加。石井聰亙監督のもとで助監督を務める。
1991年、映像制作集団「ホネ工房」を率い、『ピノキオ√964』を発表。 「映画の上映はライブである」という信念のもと、劇場にPAシステムを持ち込み、現場で自ら特殊エフェクターを駆使してサウンドをオペレートする爆音ライブ上映を展開。中野武蔵野ホールにて10週間のロングランを皮切りに、大阪、京都、名古屋、札幌、福岡を縦断。1992年、日本映画プロフェッショナル大賞・特別賞を受賞[1]。同年ロッテルダム国際映画祭に招待上映され、1994年にはヨーロッパ25ヶ所(オランダ、ドイツ、ベルギー、フランス、イギリス他)で上映される。本作は劇場のみならずライブハウスやギャラリーでの上映も行われ、さらにソルマニアをはじめとするミュージシャンとのコラボレーション上映も展開された。
1996年、『ラバーズ・ラバー』を発表。現代美術界の伝説と言われるギャラリー「レントゲン藝術研究所」で撮影が行われた[2]本作は、完成後、ロッテルダム国際映画祭に招待上映され、さらにヨーロッパ各地を巡回。渋谷シネ・アミューズにて10週間のロングランを記録し、その後、名古屋、松本、浜松、大阪、広島、京都を縦断。 同年、イベント・スペース「東京サロン化計画」の経営を開始、山崎春美、釣崎清隆などのイベントを展開する。
1997年、心霊ドキュメンタリー『C-FILES』を監督。 以降、脚本、CM・プロモーションビデオ・企業PVなど多数。
1999年、世紀末と共に「ホネ工房」の活動を休止。
2003年、映画『GO』(行定勲監督)のメイキング・ビデオを監督。
2004年、ボディ・ペインティングのドキュメンタリー『変態ランド』を監督。
2005年、ホラーDVD『伝染』を監督。同年12月、アメリカ・カナダで『ピノキオ√964』『ラバーズ・ラバー』のDVDが発売される。
2006年、ホラーDVD『怨廻』を監督。
2007年、新たなメンバーのもとに「ホネ工房」を復活。『the hiding-潜伏-』を監督。 2008年・5月、『the hiding-潜伏-』及び『出れない』(『怨廻』劇場用バージョン)を公開。シネマアートン下北沢にて4週間のレイトショーを皮切りに、シネマスコーレ(名古屋)、PLANET+1(大阪)でロードショー公開。同年12月、『ピノキオ√964』の国内版DVDが発売される。
2009年・10月、新宿LOFTで開催された「DRIVE TO 2010」にて『キャタピラ』及び最新作『S-94』の爆音ライブ上映を行う。
2009年から2010年にかけて『the hiding -潜伏-』と『S-94』[3]を中心に、複数の海外映画祭で作品が上映される。
2011年9月から2012年8月にかけ、新大久保ライブハウス・EARTHDOMにて『S-94』の上映とバンドによるライブを中心としたマンスリー企画【CINEMA BLAST】を開催。上映時に特殊なエフェクターを現場で操り、通常の爆音を上回るサウンドを生み出す「巨爆音ライブ上映」を1年間にわたって行う。
2013年7月、ポーランドで開催されるニューホライゾン国際映画祭にて『ピノキオ√964』『ラバーズ・ラバー』が正式出品される[4]。
同年8月、新大久保ライブハウス・EARTHDOMにて【CINEMA BLAST vol.13 凱旋巨爆音LIVE上映】を開催。
監督作品
[編集]- 『METAL DAYS』1986年
- 『ゲロリスト』1987年
- 『キャタピラ』1988年
- 『ピノキオ√964』1991年
- 『ラバーズ・ラバー』1996年
- 『変躰ランド』2004年オリジナルビデオ
- ボディ・ペインティングのドキュメンタリー
- 『伝染』2006年オリジナルビデオ
- 『怨廻』2006年オリジナルビデオ
- 『the hiding -潜伏-』2008年
- 『出れない(『怨廻』劇場用バージョン)』2008年
- 『S-94』2010年
海外上映履歴
[編集]1992年・1月~ ロッテルダム国際映画祭(オランダ)(招待作品)『ピノキオ√964』
1996年・1月~2月 ロッテルダム国際映画祭(オランダ)(招待作品)『ラバーズ・ラバー』
2009年・1月~2月 ロッテルダム国際映画祭(オランダ) (短編部門 Spectrum-Shorts)『the hiding-潜伏-』
2009年・10月 モントリオール・国際ニューシネマ映画祭(カナダ) (TEMPS ZERO)『S-94』
2010年・1月~2月 ロッテルダム国際映画祭(オランダ) (短編部門 Spectrum-Shorts)『S-94』
2010年・4月 ニッポンコネクション(ドイツ) (NIPPON DIGITAL部門 Shozin Fukui Special)
『the hiding-潜伏-』『S-94』
2010年・5月 Mar del Plata 国際インディペンデント映画祭(アルゼンチン) 『the hiding-潜伏-』『S-94』
2010年・5月 ハンブルク日本映画祭(ドイツ) 『the hiding-潜伏-』『S-94』
2010年・9月~10月 Festival de Cine Inusual de Buenos Aires(アルゼンチン) (Internatiol/Focus部門)
『the hiding-潜伏-』『S-94』『Caterpillar』
2012年・3月 Husets Biograf(デンマーク) "TRIBUTE to CYBERPUNK ICON SHOZIN FUKUI"
『the hiding-潜伏-』『S-94』『ゲロリスト』『Caterpillar』
2013年・7月 ニューホライゾン国際映画祭(ポーランド) "Midnight Madness : Cyberpank"
『ピノキオ√964』『ラバーズ・ラバー』
脚注
[編集]- ^ “第1回(1991年度)日本映画プロフェッショナル大賞”. 日本映画プロフェッショナル大賞 (1991年). 2022年5月7日閲覧。
- ^ “カルト映画の福居ショウジン監督の店、東中野「TV BAR けむり」が15周年 - 中野経済新聞”. 中野経済新聞 (2021年3月25日). 2022年5月7日閲覧。
- ^ 中山治美. “セカイノ映画祭カラコンニチワ Case.4 ロッテルダム国際映画祭”. HogaHolic. トライワークス. 2022年5月7日閲覧。
- ^ “ポーランド・ニューホライゾン国際映画祭出品記念!CINEMA BLAST vol .13『PINOCCHIO√964』『RUBBER’S LOVER』凱旋巨爆音LIVE上映開催 – CINEMATOPICS”. CINEMATOPICS (2013年7月3日). 2022年5月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式サイト
- 13th T-Mobile New Horizons International Film Festival
- Midnight Eye (福居監督インタビュー): http://www.midnighteye.com/interviews/shozin_fukui.shtml
- Midnight Eye (S-94レビュー): http://www.midnighteye.com/reviews/s-94.shtml