福岡市博物館
福岡市博物館 | |
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施設情報 | |
正式名称 | 福岡市博物館 |
愛称 | 市博(しはく) |
前身 | 福岡市立歴史資料館 |
専門分野 | 歴史・考古学・仏教美術・民俗 |
事業主体 | 福岡市経済観光文化局 |
管理運営 | 福岡市経済観光文化局 |
開館 | 1990年(平成2年) |
所在地 | 〒814-0001 福岡市早良区百道浜3丁目1番1号 |
位置 | 北緯33度35分23秒 東経130度21分11秒 / 北緯33.58975度 東経130.35308度座標: 北緯33度35分23秒 東経130度21分11秒 / 北緯33.58975度 東経130.35308度 |
プロジェクト:GLAM |
福岡市博物館(ふくおかしはくぶつかん)は、福岡県福岡市早良区に位置する市立博物館である。
沿革
[編集]従来からあった福岡市立歴史資料館(現在の福岡市赤煉瓦文化館)が手狭になったことから、当初はアジア太平洋博覧会の開催に合わせ会場内のテーマ館として建設され、博覧会の終了により一旦閉鎖し改装、1990年10月18日に博物館として正式に開館した。シーサイドももち地区の中央に位置し、西側に福岡市総合図書館、北側に福岡タワー、川を挟んだ東側に福岡ドームなどがあり、観光スポットとなっている。
展示内容
[編集]展示品・収蔵品は漢倭奴国王印(金印)や福岡県民謡黒田節にも謡われている天下三名槍の「日本号」をはじめとして、博多・福岡との関連性の強い歴史的資料が中心である。展示は金印に始まり、板付遺跡、鴻臚館等、主に福岡市内の遺跡から発掘された遺物を中心に時代順に展示されている。また、市民などからの寄贈品も多くコレクションしている。また、開館に伴って福岡市美術館から旧福岡藩主黒田家伝来所蔵品(黒田資料)のうち武具類や古文書等が移管された(金印や日本号も黒田資料の一部である)。現代の収蔵品では、現存する日本最古の国産自動車で機械遺産として認定されているアロー号を動態保存している。
施設
[編集]南が泡に向かって開いたガラス張りの玄関、前提を背景に取り入れた軽食、喫茶店、さらに北側の野小島、志賀島がパノラマ上に望める大きく開いた展望ロビーによって、明るく開かれた施設イメージを計画。従来の蔵的な暗く重いイメージの博物館から、明るく親しみやすく落ち着いた雰囲気のある博物館を計画[1]。
- 1階
- グランドホール
- 体験学習室「みたいけんラボ」
- 講堂
- 講座室1
- ミュージアムショップ(売店)
- 収蔵庫
- 撮影室
- 2階
- 常設展示室(2013年11月3日全面リニューアル)
- 企画展示室
- 情報検索コーナー
- 特別展示室
- 読書室
- 講座室2
- 講座室3
- 喫茶・談話室
- 展望ロビー
- 玄関前
- 「雄弁」「力」「勝利」「自由」(銅像、エミール・アントワーヌ・ブールデル作)の展示
建設概要
[編集]この節の主な出典:[1]
- 敷地面積:50,648.80 m2
- 建築面積:10,088.56 m2
- 延べ床面積:16,728.82 m2(1階8,702.64 m2、2階7,678.76 m2、屋階347.42 m2)
- 階数:地上2階
- 構造:SRC構造
- 最高の高さ:29.00 m
- 最高の軒高:20.00 m
指定文化財
[編集]- 国宝
- 金印 印文「漢委奴国王」 筑前国那珂郡志賀島村(現福岡県福岡市東区志賀島)出土
- 太刀 無銘一文字(名物日光一文字)附:葡萄蒔絵刀箱
- 刀 金象嵌銘長谷部国重本阿花押 黒田筑前守(名物へし切長谷部)附:打刀拵
- 重要文化財
- 紙本著色洛中洛外図 六曲屏風一双
- 黒糸威胴丸具足 一の谷兜・小具足付(黒田長政所用)附:水牛脇立兜2頭、紙本著色黒田長政像1幅
- 短刀 銘国吉
- 金霰鮫打刀拵(きんあられざめ うちがたなこしらえ) 中身備州長船祐定
- 壺形土器 福岡市城ノ原出土
- 嶋井家文書
利用情報
[編集]開館時間
[編集]9:30~17:30(入館は17:30まで)
休館日
[編集]月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日)、12月28日~1月4日
常設展観覧料
[編集]- 一般200円
- 高校生・大学生150円
- 下記の条件該当者は無料
- 中学生以下
- 障害者手帳[2]所持者
- 特定疾患医療受給者証所持者
- 先天性血液凝固因子障害等医療受給者証所持者
- 小児慢性特定疾患医療受診券所持者
- 福岡市・北九州市・熊本市・鹿児島市在住の65歳の者[3]
特別展は別途入場料が必要となっている。
交通
[編集]- 西新駅・藤崎駅からバス利用も可能だが、本数は少ない。
ギャラリー
[編集]- 正面ゲート
- 館内2階より撮影
- 福岡市博物館1階正門から撮影