稲田利徳
稲田 利徳(いなだ としのり、1940年〈昭和15年〉6月 - )は、日本の国文学者。専攻は中世文学。学位は、文学博士(広島大学・1979年)(学位論文「正徹の研究 中世歌人研究」)。岡山大学名誉教授。
経歴
[編集]愛媛県生まれ。1963年広島大学文学部国文科卒。1968年同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。1976年日本古典文学会賞受賞、1979年「正徹の研究 中世歌人研究」で広島大学より文学博士の学位を取得。広島大文学部助手、岡山大学教育学部助教授、教授、2005年定年退任、名誉教授。2005年『西行の和歌の世界』で角川源義賞受賞。2020年、瑞宝中綬章受章[1][2]。
著書
[編集]- 『正徹の研究 中世歌人研究』笠間書院、1978
- 『和歌四天王の研究 頓阿・兼好・浄弁・慶運』笠間書院、1999
- 『古典名作リーディング 徒然草』貴重本刊行会、2001
- 『西行の和歌の世界』笠間書院、2004
- 『徒然草論』笠間書院、2008
- 『人が走るとき 古典のなかの日本人と言葉』笠間書院、2010
共編著
[編集]校注
[編集]脚注
[編集]- ^ 『官報』号外第230号、令和2年11月4日
- ^ “令和2年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. 2023年1月18日閲覧。