第1輸送隊
第1輸送隊 | |
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第1輸送隊の3艦 | |
創設 | 1961年(昭和36年)4月1日 |
廃止 | 2001年(平成13年)8月10日 |
再編成 | 2002年(平成14年)3月12日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 海上自衛隊 |
部隊編制単位 | 隊 |
兵種/任務 | 輸送 |
所在地 | 広島県 呉市 |
上級単位 | 掃海隊群 |
第1輸送隊(だいいちゆそうたい、英称:Landing Ship Division 1)とは、海上自衛隊の掃海隊群に属する輸送艦部隊である。
概要
[編集]2002年(平成14年)3月12日に新編され、現在はおおすみ型輸送艦3隻とエアクッション艇(LCACとも呼ばれるホバークラフト)6隻から成る第1エアクッション艇隊で編成されている。新編された当初は自衛艦隊隷下の部隊だったが、2006年に護衛艦隊隷下部隊へ、2018年に掃海隊群隷下部隊に編成替えとなり、現在に至っている。
第1輸送隊司令は1等海佐(二)[1]であり、部隊は呉基地に置かれている。第1輸送隊の任務は、海上輸送任務や災害派遣、水陸両用戦訓練への参加など多岐に渡っている。
各輸送艦に2艇ずつ搭載されているエアクッション艇1号型は、当初は搭載艇の扱いであったが、2004年(平成16年)4月8日付で自衛艦に昇格し、第1エアクッション艇隊を編成した。
沿革
[編集]- 1961年(昭和36年)4月1日:おおすみ型揚陸艦3隻の供与を受けて第1揚陸隊(司令 下舞忠1佐)を編成、横須賀地方隊に編入[2]。
- 1962年(昭和37年)5月1日:第1揚陸隊は自衛艦隊に編入[2]。
- 1971年(昭和46年)4月1日:第1揚陸隊は第1輸送隊と改称[2]。
- 2001年(平成13年)8月10日:輸送艦「おじか」の除籍を受けて廃止[3]。
- 2002年(平成14年)3月12日:輸送艦「おおすみ」、「しもきた」により再編、自衛艦隊隷下に編入[3]。
- 2003年(平成15年)2月26日:輸送艦「くにさき」が就役し隷下に編入。
- 2004年(平成16年)4月8日:「第1エアクッション艇隊」を新編。
- 2006年(平成18年)4月3日:第1輸送隊が護衛艦隊隷下に編成替え。
- 2016年(平成28年)7月1日:第1輸送隊が掃海隊群隷下に編成替え。
編成
[編集]- 第1エアクッション艇隊(呉)
- LCAC-2101 エアクッション艇1号
- LCAC-2102 エアクッション艇2号
- LCAC-2103 エアクッション艇3号
- LCAC-2104 エアクッション艇4号
- LCAC-2105 エアクッション艇5号
- LCAC-2106 エアクッション艇6号
主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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第1輸送隊司令 | 1等海佐 | 平井克英 | 2023年12月22日 | 自衛隊神奈川地方協力本部長 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
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1 | 山村洋行 | 2002年3月12日 - 2002年12月1日 | 防大13期 | 自衛艦隊司令部 兼 呉地方総監部 | 横須賀地方総監部付 →2003年1月4日 退職 →2003年4月1日 三菱商事嘱託 |
2 | 椋尾康広 | 2002年12月2日 - 2004年8月19日 | 防大17期 | 自衛艦隊司令部 兼 呉地方総監部 | 佐世保海上訓練指導隊司令 |
3 | 石角義成 | 2004年8月20日 - 2006年4月2日 | 防大17期 | 第23護衛隊司令 | 護衛艦隊付 →2006年7月14日 退職 →2006年8月1日 株式会社アート社員 |
4 | 小島英伸 | 2006年4月3日 - 2007年12月2日 | 防大18期 | 自衛艦隊司令部監察主任幕僚 | 横須賀地方総監部付 →2007年12月7日 退職 →2008年2月1日 ユニバーサル造船株式会社嘱託 |
5 | 山縣克幸 | 2007年12月3日 - 2009年3月24日 | 防大20期 | 第26護衛隊司令 | 呉地方総監部付 →2009年4月30日 退職 →2009年10月1日 東京海上日動火災保険株式会社 |
6 | 佐々木俊也 | 2009年3月25日 - 2011年4月12日 | 防大23期 | 第15護衛隊司令 | 横須賀地方総監部付 →2011年5月21日 退職 →2011年8月1日 NTTコミュニケーションズ勤務 |
7 | 山田勝規 | 2011年4月13日 - 2012年12月19日 | 防大25期 | ひゅうが艦長 | 横須賀海上訓練指導隊司令 |
8 | 三浦昌伸 | 2012年12月20日 - 2014年5月19日 | 防大26期 | 大湊地方総監部防衛部 | 横須賀地方総監部付 →2014年8月1日 退職 |
9 | 松井陽一 | 2014年5月20日 - 2015年11月30日 | 防大29期 | 呉海上訓練指導隊 | 呉海上訓練指導隊司令 |
10 | 岡田岳司 | 2015年12月1日 - 2017年8月20日 | 防大31期 | ひゅうが艦長 | 開発隊群司令部勤務 |
11 | 小林知典 | 2017年8月21日 - 2019年12月19日 | 防大34期 | 第8護衛隊司令 | 自衛隊徳島地方協力本部長 |
12 | 松味利紀 | 2019年12月20日 - 2022年4月3日 | 水産大学校・ 41期幹候 | 舞鶴警備隊司令 | 呉海上訓練指導隊司令 |
13 | 小山雅弘 | 2022年4月4日 - 2023年12月21日 | 防大33期 | 舞鶴警備隊司令 →2021年12月1日 掃海隊群司令部勤務 | 横須賀地方総監部付 →2024年1月29日 退職[4] |
14 | 平井克英 | 2023年12月22日 - | 防大37期 | 自衛隊神奈川地方協力本部長 |
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 海上幕僚監部 編『海上自衛隊25年史』1980年。 NCID BA67335381。
- 海人社 編「海上自衛隊・海上保安庁 艦船の動向 : 平成13年度を顧みて」『世界の艦船』第598号、海人社、141-147頁、2002年7月。 NAID 40002156389。