紀元前11世紀
千年紀: | 紀元前2千年紀 |
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世紀: | 前12世紀 - 紀元前11世紀 - 前10世紀 |
紀元前11世紀(きげんぜんじゅういちせいき)は、西暦による紀元前1100年から紀元前1001年までの100年間を指す世紀。
出来事
[編集]紀元前1100年代
[編集]- 紀元前1100年頃
紀元前1090年代
[編集]紀元前1080年代
[編集]- 紀元前1082年 - アッシリア王ティグラト・ピレセル1世がイシン第2王朝のマルドゥク・ナディン・アヘ王を破り、北部バビロニアを獲得。
- 紀元前1080年頃 - ペリシテ人がガリラヤを制圧しイスラエル人との対立が始まる。
紀元前1070年代
[編集]- 紀元前1077年 - アッシリア王ティグラト・ピレセル1世が暗殺される。
- この後、アッシリアの国力は低迷し、アラム人の侵入にも悩まされる。
- 紀元前1070年頃 - エジプトで第20王朝の終わり。第3中間期が始まる。
紀元前1060年代
[編集]紀元前1050年代
[編集]紀元前1040年代
[編集]- 紀元前1046年 - 武王が牧野の戦いで殷を滅ぼし周を興す(武王克殷・殷周革命)。
- 紀元前1045年 - 魯、燕、衛、晋、曹、蔡、陳、宋の諸侯国が成立、斉や楚など殷の藩属国も周に帰順。
- 紀元前1040年頃 - 「イオニア人の移動(Ionic migration)」。
- 伝承ではアテナイ王コドロスの子ネイレウスおよびアンドロクロスがイオニアの植民市を建設。
紀元前1020年代
[編集]- 紀元前1025年頃
- シンパル・シパクがバビロン第5王朝(海の国第2王朝)を建てる。
- 紀元前1021年頃
紀元前1000年代
[編集]- 紀元前1004年頃 - バビロン第5王朝からバビロン第6王朝(バズ王朝)に交代。
- 紀元前1002年頃 - 周の成王死去。息子の康王が即位。
- 紀元前1000年代末 - 東部バレアレス諸島のマヨルカ島やミノルカ島でタライオテック文化の巨石建造物が現れる。
人物
[編集]- ティグラト・ピレセル1世 - アッシリア王(在位紀元前1115年 - 紀元前1077年)。
- サムエル - 古代イスラエルの預言者・士師。旧約聖書では「最後の裁き人」とされる。
- サウル - 古代イスラエルの最初の王(在位前1021年頃 - 前1000年頃)。
- コドロス - アテナイの最後の王(在位前1089年 - 前1068年)。
- メドン - アテナイの最初のアルコン(在任前1068年 - 前1048年)。
- 帝辛(紂王)(前11世紀頃) - 殷の最後の王・牧野の戦いで敗北し自殺した。
- 箕子(前11世紀頃) - 殷の王族・帝辛の叔父・箕子朝鮮を建国。
- 伯夷・叔斉(前11世紀頃) - 殷末の孤竹国の王子二人。隠者となり儒教では聖人とされる。
- 呂尚(太公望)(前11世紀頃) - 周の軍師・後に斉の始祖。
- 文王(西伯昌)(前11世紀頃) - 周王朝の始祖・武王の父。
- 武王( - 前1021年?) - 周王朝の創始者で初代王。
- 周公旦(前11世紀頃) - 周の武王の弟・甥の成王を補佐する。
- 召公奭(前11世紀頃) - 周の武王の弟・周公旦の協力者・践奄の役で活躍。
架空のできごと
[編集]- 紀元前11世紀 - タイムロードの再生の謎を暴こうとしたターローら囚人が無限に再生させられる。(ドラマ『ドクター・フー』)。
- 紀元前11世紀 - 九尾の狐は美女の妲己になりすまして、殷の紂王を誘惑し、賢臣を殺害させて暴政を敷かせ、酒池肉林などの乱行を唆して国を傾けたが、周の武王の放伐により紂王ともども成敗される(元代の歴史講談小説群である『全相平話』の一節「武王伐紂平話」が初出、以後は明代の伝奇小説『封神演義』などに発展)。