翔田寛
誕生 | 1958年 - 日本・東京都 |
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職業 | 小説家・推理作家 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 2000年 - |
ジャンル | 推理小説・時代小説 |
主な受賞歴 | 小説推理新人賞(2000年) 江戸川乱歩賞(2008年) |
デビュー作 | 「影踏み鬼」 |
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1958年 -)は、日本の小説家・推理作家。東京都出身。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程中退。
(しょうだ かん、美術館勤務および大学での美術史教員の経験がある。2000年、「影踏み鬼」で第22回小説推理新人賞を受賞[1]。2001年、同作を含む短編集『影踏み鬼』で単行本デビュー。以降、歴史上の人物を登場させる作品を、3作続けて刊行。2008年、『誘拐児』で第54回江戸川乱歩賞を受賞した[2]。
受賞・候補歴
[編集]- 2000年 - 「影踏み鬼」で第22回小説推理新人賞受賞。
- 2001年 - 「奈落闇恋乃道行」で第54回日本推理作家協会賞(短編部門)候補[1]。
- 2008年 - 『誘拐児』で第54回江戸川乱歩賞受賞。
- 2014年 - 「墓石の呼ぶ声」で第67回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。
- 2016年 - 『真犯人』で第19回大藪春彦賞候補。
作品リスト
[編集]やわら侍・竜巻誠十郎シリーズ
[編集]- 五月雨の凶刃(2008年11月 小学館文庫)
- 夏至闇の邪剣(2009年5月 小学館文庫)
- 秋疾風の悲槍(2009年11月 小学館文庫)
- 寒新月の魔刃(2010年2月 小学館文庫)
- 炎天華の惨刀(2010年6月 小学館文庫)
- 精霊火の鬼剣(2010年11月 小学館文庫)
- 桜吹雪の雷刃(2011年3月 小学館文庫)
日下警部補シリーズ
[編集]左遷捜査
[編集]- 左遷捜査 法の壁(2018年11月 双葉文庫)
- 左遷捜査2 迷宮入り事件(2019年5月 双葉文庫)
- 左遷捜査3 三つの殺人(2019年11月 双葉文庫)
船橋署刑事課・香山亮介シリーズ
[編集]→「船橋署刑事課・香山亮介シリーズ」を参照
- 冤罪犯(2017年8月 KADOKAWA / 2019年7月 角川文庫)
- 黙秘犯(2019年8月 KADOKAWA / 2021年8月 角川文庫)
- 時効犯(2022年6月 角川文庫)
- 知能犯(2023年10月 角川文庫)
その他の小説
[編集]- 影踏み鬼(2001年12月 双葉社 / 2004年3月 双葉文庫 / 2018年1月 双葉文庫【新装版】)
- 収録作品:影踏み鬼 / 藁屋の怪 / 虫酸 / 血みどろ絵 / 奈落闇恋乃道行
- 消えた山高帽子 チャールズ・ワーグマンの事件簿(2004年6月 東京創元社ミステリ・フロンティア / 2008年8月 創元推理文庫)
- 参議怪死ス 明治四年、広沢真臣暗殺異聞(2004年12月 双葉社)
- 【改題】参議暗殺(2011年7月 双葉文庫)
- 眠り猫 奥絵師・狩野探信なぞ解き絵筆(2007年2月 幻冬舎文庫)
- 誘拐児(2008年8月 講談社 / 2011年8月 講談社文庫)
- 祖国なき忠誠(2009年7月 講談社)
- 【改題】逃亡戦犯(2012年7月 講談社文庫)
- 神隠し 子預かり屋こはる事件帖(2010年9月 PHP研究所)
- 【改題・改訂】幽霊が返した借金 おでん屋こはる事件帖(2014年1月 PHP文芸文庫)
- 無宿島(2011年9月 幻冬舎)
- 【改題】過去を盗んだ男(2013年6月 幻冬舎文庫)
- 忍者侍らいぞう 魚売りのはつ恋に肩入れする(2011年12月 小学館文庫)
- 築地ファントムホテル(2012年2月 講談社 / 2014年8月 講談社文庫)
- 愛妹草紙 十死零生の剣(2013年9月 小学館文庫)
- 探偵工女 富岡製糸場の密室(2014年8月 講談社)
- クライム・プランナー(2021年2月 ハルキ文庫)
- 油絵は謎をささやく(2022年3月 KADOKAWA)
アンソロジー
[編集]「」内が翔田寛の作品
- 小説推理新人賞受賞作アンソロジー2(2000年11月 双葉文庫)「影踏み鬼」
- ザ・ベストミステリーズ 2001 推理小説年鑑(2001年6月 講談社)「奈落闇恋乃道行」
- 【分冊・改題】終日犯罪(2004年6月 講談社文庫)
- ザ・ベストミステリーズ 2003 推理小説年鑑(2003年7月 講談社)「別れの唄」
- 【分冊・改題】殺人格差 ミステリー傑作選(2006年11月 講談社文庫)
- 時代推理傑作選 死人に口無し(2009年11月 徳間文庫)「影踏み鬼」
- デッド・オア・アライヴ(2013年12月 講談社 / 2014年9月 講談社文庫)「墓石の呼ぶ声」
- ザ・ベストミステリーズ 2014 推理小説年鑑(2014年5月 講談社)「墓石の呼ぶ声」
- 【分冊・改題】Life 人生、すなわち謎 ミステリー傑作選(2017年4月 講談社文庫)
- 超短編! 大どんでん返し(2021年2月 小学館文庫)「墓石」
映像化作品
[編集]テレビドラマ
[編集]- 真犯人(2018年9月23日 - 10月21日、全5話、WOWOW「連続ドラマW」枠、主演:上川隆也)[3]
- 冤罪犯(2021年8月30日、テレビ東京系「月曜プレミア8」枠、主演:小泉孝太郎)[4]
- 黙秘犯(2022年8月8日、テレビ東京系「月曜プレミア8」枠、主演:小泉孝太郎)[5]
脚注
[編集]- ^ a b “影踏み鬼 <新装版>”. 双葉社. 2024年10月29日閲覧。
- ^ “2008年 第54回 江戸川乱歩賞”. 一般社団法人日本推理作家協会. 2024年10月29日閲覧。
- ^ “小泉孝太郎、内田有紀、高嶋政伸らが上川隆也の主演ドラマ「真犯人」に出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年5月30日) 2022年6月12日閲覧。
- ^ “小泉孝太郎「個人的に大好きな終わり方」ラストまで目が離せない単発ドラマ『冤罪犯』”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年8月29日) 2023年11月18日閲覧。
- ^ “小泉孝太郎主演『黙秘犯』放送決定 市原隼人が容疑者役「最後のシーンでは、涙を止める事ができませんでした」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年7月25日) 2023年11月18日閲覧。