舞乙女
舞乙女(まいおとめ、“MAI”,OTOME[1])とは、ショートドリンクに分類される、焼酎をベースとしたカクテルである。"舞"乙女表記もある[2][3]。
1984年に開催された第13回日本ホテルバーメンズ協会(HBA)カクテル・コンペティションの優勝作品。当時、ホテルニューオータニ博多勤務の倉吉浩二が考案した[4][3]。当時、倉吉は最年少優勝であった[3]。倉吉は、春を待つ乙女をイメージして、このカクテルを作ったという。ベースの焼酎には、「紅乙女ゴールド」という久留米市の紅乙女酒造が醸造しているゴマ焼酎が使用される[4][5]。焼酎ベースのカクテルは当時としては斬新であった[4]。
標準的なレシピ
[編集]日本ホテルバーメンズ協会によるレシピを以下に挙げる[1]。
- 焼酎(紅乙女ゴールド) = 20 ml
- フランボワーズ (キイチゴのリキュール) = 15 ml
- コアントロー = 10 ml
- グレナデン・シロップ = 10 ml
- フレッシュレモンジュース = 5 ml
作り方
[編集]焼酎、クレーム・ド・フランボワーズ、コアントロー、レモン・ジュース、グレナデン・シロップを所定量、量り取り、これらをシェイクしてカクテル・グラス(容量75ml〜90ml程度)に注げば完成である。
出典
[編集]- ^ a b “HBA創作カクテルコンペティションチャンピオンシップ歴代優勝作品レシピ”. 日本ホテルバーメンズ協会. 2022年8月1日閲覧。
- ^ 『ココミル福岡大宰府柳川(2022年版)』JTBパブリッシング、2021年、65頁。ISBN 9784533144226。
- ^ a b c 『るるぶ福岡博多天神’15』JTBパブリッシング、2014年、55頁。ISBN 9784533098987。
- ^ a b c “紅乙女ゴールド”. 福岡県酒造組合. 2022年8月1日閲覧。
- ^ 稲保幸『カクテル・レシピ1000』日東書院、2005年、185頁。ISBN 4-528-01412-2。
参考文献
[編集]- 後藤 新一 監修 『カクテル・ベストセレクション100』 日本文芸社 1996年5月20日発行 ISBN 4-537-01747-3
- 若松 誠志 監修 『ベストカクテル』 大泉書店 1997年9月5日発行 ISBN 4-278-03727-9
- 稲 保幸 『カクテル・レシピ1000』 日東書院 2005年7月10日発行 ISBN 4-528-01412-2
- 後藤 新一 監修 『カクテル・ベストセレクション100』 日本文芸社 1996年5月20日発行 ISBN 4-537-01747-3